犬を飼うのにかかる年間費用は?生涯飼育に必要な金額は?迎える前に知っておきたいお金のこと
目次
犬を家族として迎え入れたいと考えた時、しつけや健康、おでかけなど気になることは多くありますが、その中でもどのくらいの費用がかかるのが気になるという方も多いでしょう。
- 犬を飼育するための準備にかかる費用は?
- そもそも、なににお金がかかるの?
- 年間で必要な費用はどのくらい?
- ライフステージごとにかかる費用は?
- 犬を飼うと生涯でどのくらい費用が必要?
など知りたいけどよくわからないことも多いでしょう。この記事では、犬を生涯飼育するために必要な費用を、それぞれの詳細とライフステージに合わせたおすすめのグッズと共に解説します。
犬を家族に迎える前に、しっかり知っておきたいという方はぜひ参考にしてください。
犬を迎えるとかかる生涯費用は約240〜300万円
一般社団法人ペットフード協会の「令和4年(2022年)全国犬猫飼育実態調査」によりますと、犬の生涯飼育にかかる費用は平均で251万7524円。飼育環境や犬種によっても異なりますが、サイズによる生涯経費は以下の通りです。
- 超小型犬〜小型犬 約246万円
- 中型〜大型犬 役305万円
平均金額のため、実際にはこれより少ない・多い場合両方ありますが、具体的に何にいくらほどかかるのか解説していきます。
仔犬を迎えるために必要な初期費用
仔犬を迎える段階で、まとまった費用がかかります。
生体・飼育グッズ以外の初期費用
- 畜産登録/約3,000円
- 狂犬病予防接種/約3,000〜4,000円
- 混同ワクチン接種/約3,000〜10,000円
- マイクロチップ登録料/300〜1,000円
初期費用の中で、すべての飼い主が義務とされているのが畜産登録と狂犬病予防接種です。
畜産登録は、犬を飼育している飼い主すべてが、飼い始めて30日以内に登録することが法律で義務付けられています。1年に1回の狂犬病予防接種も飼い主の義務です。
その他に義務ではありませんが、感染症を予防するための1年に1回の混同ワクチン接種も推奨されています。初年度のみ年に3回の接種が必要のため、犬を迎えたら動物病院で摂取時期などを相談しましょう。
2022年6月からは、ペットショップやブリーダーで販売される犬へのマイクロチップ装着が義務になりました。犬を迎えた飼い主は、そのマイクロチップの情報を更新・登録することが決められています。登録料は、オンラインでの申請が300円、書類申請が1,000円です。
保護犬の里親になる・知人から譲り受るなどでも、マイクロチップを装着している場合は更新・登録の手続きが必要です。また、この場合はマイクロチップの装着義務はありませんが、迷子対策などで飼い主が判断して装着することもできます。依頼する動物病院によって値段は異なりますが、約3,000〜10,000円が目安です。
去勢・避妊手術代
- 去勢手術代/約20,000〜50,000円
- 避妊手術代/約30,000〜60,000円
去勢・避妊手術を受けさせるかは、飼い主の判断で決めます。将来、子犬を望んでいない場合は、雄犬はヒート中の雌犬へのストレスをなくすことができ、前立線肥大など雄犬特有の病気を予防する効果も期待できます。雌犬の場合、望まぬ妊娠を避け、乳腺腫瘍などの雌犬特有の病気を予防する効果が期待できるでしょう。
手術の費用は犬の体格などによって異なりますが、雄より雌の方が高く、一般的に大きくなると金額も上がる傾向があります。
飼育環境を整えるためのグッズ
犬を家族に迎えるにあたって、揃えておきたいグッズがあります。
- ケージ・サークル
- トイレトレー
- トイレシート
- ペットベッド
- 食器
- 水入れ・ウォーターボトル
- 首輪・ハーネス
- リード
- おもちゃ
- ペットキャリー
- ブラシ・コーム
- 爪切り・耳掃除・デンタルケア用品など
- ドッグフード・おやつ
ケージ・サークル
室内飼育の犬の場合は、ケージやサークルを用意します。とくに仔犬の時期は、安全のためにもサークルやケージに慣れさるようにするとよいでしょう。病院やペットホテルに預ける際も、ケージやサークルに慣れていると愛犬も安心できます。
価格は幅が広く、数千円のものから10万円を超えるものまでさまざまです。
トイレトレー・トイレシート
室内外の犬の場合は、トイレグッズの用意は必須です。仔犬の時期はトイレトレーニング で多くのトイレシートを使うため、多めに準備しておきましょう。価格は10,000円以下のものが多く、シート誤飲防止用のメッシュつきのものや、飛散ガードつきのものなどいろいろあります。
犬はおしっこをする前にクルクルと回転したり、慣れるまでは上手にシートの上にできなかったりするため、犬のサイズよりも大きめのものを用意すると安心です。
iDog HACK 愛犬のためのインテリアトイレLOUVER
周りが囲まれているため、警戒心の強いシャイな犬も安心してトイレを使ってくれます。トイレに慣れていない時でも、失敗して周りの床が汚れてしまう心配もありません。洗練されたデザインで、部屋に置いていてもオシャレで違和感がないのもいいですね!
ペットベッド
必ず必要なものではありませんが、犬が安心できる場所をつくってあげるためにも、仔犬を迎える際にはペットベットを用意してあげるとよいでしょう。
安心して眠れる場所があると、一緒に旅行へ行った時にも安心して眠れます。
IDOG&ICAT ひんやりラウンドベッド COOL
まわりを囲まれているラウンド型のベッドは、仔犬に安心感をつれてきてくれます。中のクッションは取り外し可能なので、汚れたらすぐに洗うことができるため、粗相などでベッドを汚しやすい仔犬でもです。
表地と裏地を変えてリバーシブル仕様になっています。 暑い日には接触冷感素材の面を使って、ひんやり感をアップして使えます。
食器・水入れ
食事用の食器と水入れは、犬を迎えるまでに必ず用意しておくグッズです。成長期の仔犬が勢いよく食べても大丈夫なように、底に滑り止めのついたタイプや、食器台とセットで固定されるタイプのものがオススメです。
価格は数百円〜数千円と幅があります。愛犬の性格や体格によっても使いやすさが変わってくるので、最初に用意したものが合わなければ買い換えようくらいの気持ちで用意するとよいでしょう。
首輪・ハーネス・リード
犬を迎えたら、お散歩デビューまでに首輪やハーネス、リードを用意します。デビュー前に、室内で装着して練習するとスムーズなので、仔犬が家に慣れてきた頃から準備してあげるとよいでしょう。いずれも、犬のサイズや体重に合わせて適正なものを選んでください。
価格はそれぞれ2,000〜5,000円程度ですが、素材によっては10,000円以上のものもあります。安全性を確保するためにも定期的に買い換えるグッズですし、仔犬の時期は成長に合わせて買い替えのサイクルも早いので、予算に合わせて購入するとよいでしょう。
iDog 犬用コンフォートハーネス リード付き
まだ体が出来上がっていな仔犬の時期の散歩は、首輪よりも体への負担が少ないハーネスがオススメ。裏地のクッションメッシュが衝撃を面で吸収してくれるので、お散歩に慣れしていなくてつい引っ張ってしまう犬でも体への負荷がなく安心です。
ハーネスとお揃いのリードで、オシャレにお散歩デビューしちゃいましょう!
おもちゃ
おもちゃは絶対に必要なものではありませんが、犬のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めるためには重要な役割をもつグッズです。
ヌイグルミや音の出るトイで犬の狩猟本能を満足させたり、知育玩具で頭を使って知的好奇心を高めたり。雨で散歩に行かれない時や飼い主さんがかまってあげられない時にも、おもちゃで遊んでストレスを発散できます。
また、仔犬は歯の生え変わりの時期に、むず痒さから家具などを噛んでしまうことがあります。そんな時には「これは噛んでいいよ」と、噛むタイプのおもちゃを与えてあげるとよいでしょう。
おもちゃには、噛む・投げる・引っ張る・おやつを入れるなど、さまざまなタイプがあります。愛犬の好みに合わせて、用意してあげましょう。Idogの犬のおもちゃは、愛犬が楽しく遊べる工夫がいっぱい。
素材も布製やラテックスなど、愛犬の好みに合わせて選べます。小さなお口でも遊びやすいように程度な大きさに仕上げているので、仔犬のファースト・トイにもオススメです。
ペット用キャリー
必需品ではありませんが、お出かけで活躍する他、体調が悪い時に動物病院へ連れていく時にも活躍するのがペットキャリーです。仔犬の頃から、慣れさせておくと行動範囲も広がるだけでなく、災害時に避難する際にも愛犬が落ち着いてストレス少なく移動できるので、用意しておくと良いでしょう。
IDOG&ICAT WALKA HOLIC セミハードボトム トートキャリーバッグ キルティング
底面のみセミハード素材を使用し、安定感と安全性を高めました。 ビート板のような固さと肌触りの底面でペットをしっかりと守ります。
天面はファスナーで開閉できる通気性抜群のメッシューカバーを使用しています。ママやパパの姿が見えないと不安がる仔犬の時期にピッタリです。バッグ内側には飛び出し防止リードも付きなので、好奇心旺盛でやんちゃな時期の仔犬でも安全に使用できます。
ケア用品
愛犬の健康のために必要となるのが、ボディケア用品です。爪切り・耳掃除・デンタルケア用品などの他、ブラッシング用のブラシやコーム、シャンプーなどもあります。ボディケアは、成犬になってからはじめると嫌がる犬も多いため、仔犬のころから無理なく慣れさせるようにしましょう。
ドッグフード・おやつ
犬が生きていく上で、絶対必要な「食べる」こと。ドッグフードやおやつは、原材料や製法によって価格が大きく異なります。また、愛犬がアレルギーの場合には、療養食フードにする必要があるでしょう。愛犬の嗜好に合わせ、健康で元気に暮らせるフードやおやつを飼い主さんが選んであげてくださいね。
【 プレミアム ドッグフード 】 DOZO
愛犬に不要なものを食べさせたくない!そんな飼い主さんの願いを叶えるフードDOZOは、無添加にこだわり、保存料・着色料・発色剤・防腐剤・保湿剤を一切使用していない優しいごはんです。
主原料は良質の馬肉・鹿肉で、グレインフリー(穀類不使用)・グルテンフリー(小麦・大麦・ライ麦不使用)です。 穀類を含まず、良質の動物性たんぱく質を主成分にしています。そのため、愛犬の胃腸が消化しやすいドッグフードに仕上がっており、仔犬にも安心して与えられます。
ライフステージに合わせてフードを切り替えていくドッグフードが多い中、DOZOなら生涯通して大好きなフードを食べられるのも魅力でしょう。
犬を飼うのにかかる年間費用は約156,000円
同じく、一般社団法人ペットフード協会の「令和4年(2022年)全国犬猫飼育実態調査」で見てみましょう。
1か月にかかる平均金額は約13,000円×12か月=約156.000円です。
- 主食フード/約3,600円
- おやつ/約1,600円
- シャンプーやトリミングなどのケア/約39,600円
- 雑貨/約1,500円
- おもちゃ・衣類/約1,500円
- 医療費/約4,600円
- 保険/約2,800円
また、アニコム損害保険株式会社の「2021年の1年間にペットにかけた年間支出費用」によりますと、犬の高齢化と健康志向の高まりにより、前年と比べてサプリメントの費用の増加が頻著に現れています。その他、介護グッズや治療費など、シニア期に入ると上記のデータよりもかかる金額が上がる傾向にあります。
犬との暮らしで必要な医療費とは?
- 狂犬病予防接種代
- 混同ワクチン接種代
- ノミ・ダニ予防薬
- フィラリア症予防薬
- 健康診断
- 怪我・病気になった時の治療費
高齢化に伴い犬にかかる医療費もアップ
犬にかかる医療費は年々増加傾向にあり、小型犬で約3,400円(2017年)から約4,200円、大型犬では約3,200円(2017年)から約6,600円へと大きく増加しています。治療費や手術費は、怪我や病気によって大きく変わりますが、高額医療が必要になると数十万から数百万円かかることもあります。
犬の医療費は自由診療のため、医療機関によって金額は異なりますが、体重に応じて高額になるのが一般的です。多くの飼い主さんが、犬を飼い始めてその治療費の高さに驚くという話もあります。
いつまでも健康でいてほしいですが、犬も生き物なのでいつ、どのような不調に襲われるかわかりません。犬を迎えようと考えている方は、日常にかかる費用の他に、医療費のことも考えて心の準備をしておきましょう。
また、高齢化により老犬介護のグッズや、犬用車椅子などの出費の可能性も想定しておくとよいでしょう。
その他の犬の飼育にかかる費用
犬を飼育するには、医療費や必要なものの購入費用以外にも、お留守番中にエアコンを稼働させる・ペットヒーターの使用など、飼育による光熱費の追加費用がかかります。
その他に犬種や飼育状況などにより、以下の費用も想定しておく必要があります。
- しつけ・トレーニング/年間約7,400円
- ペットホテル・ペットシッター/年間約5,000円
- 愛犬とのお出かけ(ドッグランなど施設費)/年間約2,600円
- 洋服/年間約13,000円
- 防災用品/年間約760円
犬を迎える時に・大切な家族に選ぶなら…IDOG&ICAT
「IDOG&ICAT」は創業33年の縫製工場を母体とするペットグッズメーカーです。
ペットの骨格を熟慮した立体パターンを元に、「イヌゴノミクス」を合言葉に、身体に沿う・負担が少ない・快適な商品を目指して改善を続けています。
縫製工場を母体ならではの「ものづくり」の精神、積み重ねた知識とノウハウを活かした商品をぜひお試しください。
仔犬期からシニア期まで安心してご利用いただける商品を。
IDOG&ICATは健康寿命20年を本気で支えるペットグッズメーカーとして、真摯に誠実に、皆様のそばに寄り添い続けます。
参照
令和4年全国犬猫飼育実態調査
【2021最新版】ペットにかける年間支出調査
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