目次
犬はシニア期になると、若い頃と同じようにいかないことが増えてきます
とくに夏の暑い時期の散歩は、行ってもいいのか不安に思う飼い主さんも多いでしょう。
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- 真夏の散歩はシニア犬の負担にならない?
- 暑くて歩かないし外に出ない方がいいのかも
- 散歩に行かないと、筋力が落ちてしまいそうで心配
そんな悩みや疑問を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
年齢にかかわらず、心や体の健康のためにも散歩は必要な時間です。
今回は、シニア世代の愛犬と暮らす飼い主さんのために、夏の散歩方法と注意するポイントを解説します。
記事の最後には、シニア犬の歩行をサポートするウエアもご紹介しますので、おたのしみに!
愛犬といつまでも散歩を楽しめるように、しっかり準備しましょう!
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シニア犬が夏に散歩する際の注意点
シニア犬は若い頃に比べて体温調節機能が衰えてきてます。
さらに年齢を重ねると体力が落ちていることも、夏の散歩を気をつけなければならない理由です。
例えば、口を開けてハアハア呼吸して体温を下げる「パンティング」
この動作は体力を使うため老犬の体には負担が大きく、若い頃に比べるとクールダウン効果も大きくありません。
また、暑さで食欲がなくなって基礎体力が落ちたり抵抗力も落ちたりしているため、熱中症のリスクも高くなります。
このように、シニア犬の夏の散歩には若い頃よりさらに注意が必要です。
気を付けるべきポイントを順番に解説しましょう。
暑い時間は散歩をしない
シニア犬だけではありませんが、日中の暑い時間帯の散歩は避けましょう。
人間よりも体が地面に近い犬はダイレクトに照り返しによる熱気を受けやすく、体感温度は飼い主さんよりもずっと高くなっています。
たとえば、気温が32.3°Cの場合の犬の体感温度は36°C以上!
飼い主さんが「暑いな」と感じている時は、犬たちは猛烈な暑さを感じている可能性があります。
朝や夕方の太陽が沈んで涼しくなった時間に散歩に出るようにしましょう。
また、夏はアスファルトが熱を持ち、かなりの高温になっています。
日中の気温が高かった日は、夕方以降も熱がアスファルトに残っている場合があります。
火傷しないように、地面を触って熱くないか確認してから歩かせましょう。
散歩中に休憩をとる
涼しい時間を選んで散歩しても、体温調整機能が衰えてきているシニア犬にとっては散歩は重労働です。
日陰や風通しの良い場所などで、休憩を挟みながら散歩すると良いでしょう。
散歩の行き帰りにカートを活用する
シニア犬の場合は、日陰のある場所や涼しい公園までカートで移動するのもオススメです。
アスファルトの熱を心配しなくても良く、移動時の暑さによって体力も奪われません。
ただし、カートの中が暑くなってしまうと、熱中症のリスクが高まります。
タオルに包んだ保冷剤などを入れ、カート内の温度が高くならないようにしてあげてください。
散歩中はこまめに水分補給を
シニア犬が水分が不足しがちです。
水分補給は熱中症対策でも大切なポイントなので、意識して飲ませるようにしましょう。
また、水を飲みたがらないタイプの犬には、ゼリー状のオヤツや一口サイズにカットした果物などを与えると良いでしょう。
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クールグッズは使い方に気をつけて
水で濡らしたり保冷剤を入れて使ったりするクールグッズは、冷やし過ぎに気を付けるようにしましょう。
タオルなどで厚めに巻いて使用し、時々は肌を触って体が冷たくなっていないか確認します。
クール服を着る場合は、冷えすぎないタイプを選ぶようにしてください。
無理に散歩へ行かない
近年、気温が高くなってきて、早朝や夜でも気温がかなり高い日も少なくありません。
人間が暑いと感じる時は、シニア犬はかなり暑さを感じているため、無理だと感じたらその日の散歩はお休みしましょう。
トイレが完全外の犬は、抱っこやカートなどで日陰に連れていき、トイレが終わったらすぐに連れて帰ってきましょう。
また、お家トイレの練習を始めてみるのもいいでしょう。
シニア犬の夏散歩は帰宅後のケアも大切
シニア犬にとって大切な散歩ですが、暑い時期の散歩の帰宅後は特に意識してケアしてあげましょう。
体を冷やしすぎない
暑さに弱いシニア犬ですが、暑かったからと帰宅後に冷やしすぎないようにしましょう。
体温調節機能が衰えているため、一度冷やしすぎてしまった体はなかなか戻りません。
若い頃のように水浴びさせる・冷たい飲み物を与えるといったクールダウンは控えましょう。
暑い日のエアコンは必須ですが、設定温度を下げすぎないように。
冷たい空気は下に溜まりやすいため、シニア犬が過ごすエリア(ベッドやケージ)の高さに温度計を設置してチェックするといいですね。
散歩の後はマッサージが有効
シニア犬は、散歩の後に足と肉球をマッサージをしてあげましょう。
マッサージって難しいのではないかと心配かもしれませんが、やり方は簡単です。
タオルで足先を包み、その上から軽く握って離すを繰り返すだけでOK。
また、犬には鎖骨が無いため、胴体と前脚をささえている肩の筋肉への負担が大きくなっています。
体重の6〜7割を前足で支えているため、血行が悪くなりがちなシニア犬は疲れが溜まりやすい部位です。
足だけでなく、肩や背中・腰なども軽く揺すってマッサージしてあげましょう。
散歩のあとはゆっくりお昼寝
シニア世代には体圧分散ペット用ベッド介護ベッド・ unage【アンエイジ】がおすすめ。
長時間寝ても疲れにくく、段差が低いのでシニアの足腰にも優しいシリーズです。
夏でもシニア犬に散歩が必要な理由
寝たきりになるのを防ぐ
シニア犬の散歩で期待できるのが、運動機能の低下を防ぐ効果です。
人間もそうですが、使わないと関節は硬くなり、筋力は落ちてしまいます。
散歩に行かずにいると、自力で立てなくなる、歩行困難になるなど老化を早まる可能性があります。
若い時のように長時間歩く必要はありませんが、いつまでも自分の体で動けるように散歩を続けましょう。
体の変化に飼い主が気づきやすい
散歩の習慣のメリットは、飼い主が犬の体の変化に気づきやすいことです。
足をひきづっていないか、腰が落ちてきていないか、真っすぐ歩けているかなど、動きの少ない室内では気づきにくい変化を確認できます。
さらに、普段は歩かないコースにすることで視力の衰えに気づくこともあります。
慣れている場所は体の記憶があるためスムーズに動けていても、知らない場所でモノにぶつかることも。
また、排泄の時の様子や排泄物も大切なチェックポイントです。
認知症予防になる
犬にとっての散歩は、脳への刺激や気分転換に有効です。
特にシニア犬は、年齢と共に新しいことに興味がなくなったり好きだったものに反応しなくなったりします。
脳への刺激が少なくなってしまうと、認知症リスクが高まります。
脳を活性化させるためにも散歩に出て、家の中とは違うニオイや音、外の世界の気配を感じて刺激を与えてあげましょう。
そしてなにより、大好きな飼い主さんとの散歩は、犬にとって精神的にも充実する大切な時間です。
安心して歩けるように声かけをしながら、ゆっくり犬のペースで散歩を楽しみましょう。
歩けないシニア犬は抱っこかカートで
自力歩行が難しい犬の場合は、涼しい時間に抱っこやキャリーバック、カートで外の空気を感じに行くだけでもOKです。
日陰などの負担の少ない場所で、水分補給をかねたオヤツタイムをつくるのもオススメ。
室内にいる時とは違う刺激を与えられます。
冬も散歩を楽しんで充実した老・朗ライフを!
シニア犬にとって散歩はとても大切なもの。
時間や散歩コースを工夫して、様子をみながら散歩の長さを調整するようにしてくださいね。
とはいえ、前日の疲れが残っている時や体調が悪い時は、散歩はお休みしてもOK。
暑い季節は無理をせず、マイペースに続けるようにしましょう。
しっかり事前の準備をして散歩後のケアをすることで、シニア犬でも夏の散歩を楽しむことができます。
いつまでも元気で、充実した老・朗ライフを過ごしましょう!
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老犬の散歩は冬でも大切!注意点とシニア世代の防寒対策
シニア期にオススメ・犬の歩行をサポートする【IDOGウェルネスウェア】
シニア期や病気のペットが快適に過ごせるアイテムを展開するidogの「unage」(アンエイジ)シリーズ。
「IDOGウェルネスウェア」は、いつまでも自分の足でたくさんお散歩を楽しんでほしい、そんな思いで開発されて歩行サポート機能性ウェアです。
高機能素材を固着したドッグウェアを着用することにより
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- リラックス状態血流の促進
- 体幹安定効果による歩行時の転倒・ふらつきの予防
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が期待できます。
まっすぐ歩ける!その秘密は?
IDOGウェルネスウェアは、プリント部分に温泉の鉱石類にオーガニック炭などを配合した特許取得の機能素材を使用。
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重心・体幹を安定させることで、ペットの歩行のふらつきをサポートします。
◆リラックス効果(特許出願中)
高いリラックス効果で、心地よい眠りや休息をサポートします。
◆血流改善(一般医療機器 温熱用パック届出済み 届出番号 13B2X10315000003)
まるで温泉に入っているかのような心地よさで、凝り固まった筋肉や体の凝りをほぐす効果が期待できます
夏にぴったりメッシュタイプも
メッシュ素材のものは、表面にプリントしてあります。
※プリントが直接肌に触れなくなりますが、お洋服の効果は変わりません。
実際に先行モニター着用分はメッシュ素材の表面にプリントのものでモニタリングしております。
いくつになっても生き生きと歩けるように、「IDOGウェルネスウェア」で夏の散歩を楽しみましょう。
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