目次
ラグドールは一般的に大人しい性格で、飼い主に対する愛嬌もあります。
また、飼い主に限らず家に訪問するお客さんや、子供の相手でも問題ありません。
このため、猫の飼育が初めての方でも、育てやすい品種の猫です。
ふさふさとしたセミロングヘアはバイカラー(白+他の色)で構成されることが多く、ルックス的にも人気のラグドール。
そんなラグドールについて、以下のように感じていませんか?
- 実際に飼育を検討しているため、性格や特徴を詳しく知りたい!
- ラグドールの子猫はどんな性格?
- 飼育する際に注意すべきことってあるの?
本記事では、ラグドールの性格や特徴だけでなく、飼育時の注意点も合わせて解説します。
特に「ラグドールについてもっと知りたい!」という方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
ラグドールの由来
ラグドールの由来は1960年、アメリカのカリフォルニアでパーマン(ヒールポイント)とペルシャ(ホワイト)の交配にあります。
この品種から、さまざまな異種交配が進み、現在のラグドールが誕生したと言われています。
名前の由来は、その名の通り「ぬいぐるみ」です。
人間が抱っこしたときに、ぬいぐるみのように抱かれることからラグドールという品種名になったと言われています。
ラグドールの性格【成猫】
ラグドールの性格には、以下の要素が含まれています。
- 愛情深い
- 愛嬌がある
- 穏やかな性格
- 子供にも寛大
- 運動量は少なめ
ラグドールは愛情深く、穏やかな性格をしています。
また、信頼している飼い主だけでなく、来客するお客さんや子供に対しても、持ち前の愛嬌を振る舞います。
人間に限らず、他の動物に対しても寛大な心を持つ傾向にあり、多頭飼いにも向いている品種です。
ラグドールは猫ですが、これらの性格から犬にも例えられるほどです。
参考記事:猫同士の相性を見極める期間はどれくらい?多頭飼いする前に知るべき3つ注意点
また、数多くい猫の品種の中でも、運動量は控えめです。
しかし、遊ばないというわけではありません。
多くの品種が好むキャットタワーなどには注目せず、あまり動き回らないというだけです。
つまり、横着な遊び方をする傾向にあります。
具体的には、寝転びながら遊ぶことが大好きです。
ラグドールは子供に対する適性を持ち、しつけをしやすいといった知的な一面も兼ね備えているため、飼育しやすい品種の猫だと言えます。
ラグドールの性格【子猫】
子猫のラグドールは、成猫した個体と少し異なります。
子猫の時代から愛嬌があり、フレンドリーな性格をしています、
また、知的な性格も変わらず、トイレや爪研ぎなどはすぐに覚える傾向にあります。
これらの点は、成猫した個体と同様です。
異なる点は、成猫したラグドールより活発で「遊ぶことが大好き」ということです。
よく遊ぶことに関しては、他の品種の子猫とあまり変わらないようですね。
ラグドールの3つの特徴
ラグドールには、以下の3つの特徴があります。
- 体格が大きい
- 美しい皮毛を持つ
- ゆっくり成長する
体格が大きい
1つ目の特徴は、他の品種の猫と比較して体格が大きいということです。
「他の猫種に比べて極端に骨量が多く骨格構成も大変優れ、とても体重が重く感じられます。セミロングヘアーの被毛もこの猫を大変立派な体格に見せています。」(引用元:ASIA CAT CLUB-ラグドール-)
美しい皮毛を持つ
2つ目の特徴は、美しい皮毛を持っていることです。
多くのラグドールの皮毛はバイカラー(白+他の色の2色)で、セミロングの長さをしています。
このことから、ルックス的にも人気が高いです。
ゆっくり成長する
3つ目の特徴は、ゆっくり成長する点です。
誕生してから成猫になるまでは、おおよそ4年の年月が必要になります。
また、平均寿命も12~17年と比較的長いです。
ラグドールと同様に、ゆっくり成長する猫として有名な品種には、「ノルウェージャン・フォレスト・キャット」がいます。
参考記事:ノルウェージャン・フォレスト・キャットの性格や特徴は?飼育する際の3つの注意点も!
飼育時に注意すべきこと
ラグドールを飼育する際に注意すべきことは、3つあります。
- かかりやすい病気
- 年齢に応じた食事
- 狭い部屋での飼育
かかりやすい病気
1つ目は、以下のようなかかりやすい病気に注意することです。
- 肥大型心筋症
- 尿路結石
- 毛球症
- 熱中症
肥大型心筋症は、心の筋肉が分厚くなる心臓の病気のことです。
ラグドールは、遺伝的にこの病気にかかりやすくなっています。
そのため実際に飼育するときは、子猫や親猫の遺伝子検査を行っているブリーダーから譲り受けることをおすすめします。
他の品種の猫と同様に、尿路結石や毛球症にも注意が必要です。
尿路結石が発症すると、排尿時の痛みや血尿を引き起こします。
また、トイレに行っても尿が出ないということもあります。
尿路結石にならないようにするためにはバランスの取れた食事(特にミネラルの摂取)、水分摂取や適度な運動が求められます。
排尿時のチェックや動物病院での検査も、定期的に行うようにしましょう。
毛球症とはその名の通り、グルーミングなどで飲み込んだ毛玉により引き起こされる消化器系の病気です。
腸が塞がってしまう腸閉塞の状態になると、食べ物の通過を著しく邪魔したり、激しい嘔吐を繰り返すようになります。
原因が毛玉にあることから、日々のブラッシングによるケアが重要になります。
特にラグドールの皮毛は、比較的に長いセミロングであることから、普段から毛繕いしてあげるようにしましょう。
参考記事:猫の「毛球症」ってどんな病気?どんな症状?治療法は?
注意したい病気の最後は、熱中症です。
熱中症も、皮毛の長い特徴から注意が必要です。
特に気温の高い夏場における部屋の温度調整は、重要になります。
参考記事:暑い夏に猫をお留守番させて大丈夫?エアコン設定など3つの注意点を解説!
年齢に応じた食事
年齢に応じた食事を与えることが大切です。
ラグドールは他の品種と比較すると、あまり運動するタイプではないことから、運動不足になりやすいという特徴があります。
運動不足になりやすいにも関わらず、食欲は旺盛であるため、肥満になりやすいです。
子猫の頃は比較的よく遊びますが、成長するにつれて運動量が少なくなるため、食事管理をする必要があります。
高カロリーな食事は避け、ミネラルを含んだバランスの良い食事を与えるようにしましょう。
狭い部屋での飼育
狭い部屋での飼育はNGです。
ラグドールは大型の品種であることから、できるだけ大きな室内で飼育するようにしましょう。
狭い部屋で飼育してしまうと、運動量が控えめな性格にも関わらず、さらに運動しなくなってしまいます。
また、狭いことがストレスにつながる可能性もあります。
自然と遊ぶことが少ないことから、遊ばすためのアイテムは必須と言えるでしょう。
ラグドールは初めて猫を飼う人でも飼育しやすい!
ラグドールは以下の特徴があることから、初めて猫を買う人でも飼育しやすいです。
- 愛情深い
- 愛嬌がある
- 穏やかな性格
- 子供にも寛大
- 運動量は少なめ
また人間に限らず、他の動物に対しても順応しやすいことから、多頭飼いにも適しています。
飼育時に気をつけるべきことはかかりやすい病気と、運動不足からくる肥満体型です。
病気や食事管理に気をつけつつ、愛嬌たっぷりなラグドールと幸せに暮らしていきたいですね!
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