目次
猛暑の到来とともに、愛猫の健康管理に不安を感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
特に気になるのが「熱中症」です。
猫は汗腺が少なく、体温調節が難しいため、人間以上に熱中症のリスクが高いのです。
愛猫の様子を見ていて、具体的に以下のような疑問を感じたことはありませんか?
- 猫が熱中症かどうかを確認する方法は?
- 猫の熱中症の応急処置は?
- 猫が熱中症の場合、どこを冷やすべき?
実は、猫の熱中症は予防が最も重要です。
しかし、万が一の事態に備えて、症状の見分け方や適切な対処法を知っておくことも大切です。
そこで本記事では、猫の熱中症の症状から予防法、応急処置まで、愛猫を守るために必要な情報を網羅的に解説します。
室内飼いの猫も油断は禁物です。エアコンの設定温度や水分補給の工夫など、意外と知らない対策方法もお伝えします。
猫との快適な夏を過ごすために、ぜひ最後までご覧ください。
猫が熱中症になりやすい3つの理由
猫は人間と比べて熱中症になりやすい傾向があります。
これは、猫の身体的特徴や生活環境に起因しています。
体温調節機能の違い
猫の体温調節機能は人間とは大きく異なります。
人間の場合、汗腺が全身に分布しているため、体温が上昇すると全身から汗をかいて体温を下げることができます。
一方、猫の汗腺は肉球と口周りにしかありません。
そのため、体温調節の手段が限られているのです。
猫は主に以下の方法で体温調節を行います。
- パンティング(浅速呼吸)
- グルーミング
- 涼しい場所への移動
しかし、これらの方法だけでは高温多湿の環境下で十分な体温調節ができないことがあります。
特に室内飼いの猫は、自由に涼しい場所へ移動できないことも多く、熱中症のリスクが高まります。
水分補給の難しさ
猫は元来、砂漠地帯の動物を祖先に持つため、水をあまり飲まない習性があります。
野生では、獲物から水分を摂取していたため、積極的に水を飲む必要がありませんでした。
この習性は現代の飼い猫にも受け継がれています。
しかし、高温環境下では水分補給が特に重要になります。
猫が自発的に十分な水分を摂取しないと、脱水症状を起こしやすくなり、熱中症のリスクが高まります。
飼い主は猫の水分摂取量に常に注意を払い、工夫して水分補給を促す必要があります。
環境の影響
猫は環境の影響を受けやすい動物です。
特に室内飼いの猫は、外の気温や湿度の変化に適応する機会が少ないため、急激な気温の上昇に対応しきれないことがあります。
また、猫は好奇心旺盛な動物で、日当たりの良い窓辺や暖かい場所を好む傾向があります。
これが高温環境下では裏目に出て、熱中症のリスクを高める要因となります。
このため、自身の体調の変化に気づきにくく、熱中症が進行しやすいのです。
猫の熱中症の症状
猫の熱中症は、早期発見と適切な対応が非常に重要です。
飼い主として、猫の熱中症の症状を正しく理解し、素早く察知することが愛猫の命を守る鍵となります。
初期症状
熱中症の初期段階では、以下のような症状が挙げられます。
- 異常な呼吸
- 活動量の低下
- 体温上昇
- 唾液の増加
- 水分摂取量の増加
異常な呼吸
パンティング(口を開けて浅く速い呼吸)が見られます。
猫は通常、苦しい時以外はパンティングをしないので、この症状は要注意です。
活動量の低下
普段は活発な猫が急に動きを止めたり、だるそうにしたりします。
体温上昇
耳や肉球を触ると、通常よりも熱く感じられます。
ただし、そもそも猫の平熱は人間より高い(38-39℃程度)ことに注意しましょう。
唾液の増加
口の周りが湿っていたり、よだれを垂らしたりすることがあります。
水分摂取量の増加
普段より頻繁に水を飲もうとする行動が見られます。
これらの症状が見られたら、すぐに涼しい場所に移動させ、水分補給を促すなどの対策を取る必要があります。
重症化のサイン
初期症状を見逃したり、適切な対応が遅れたりすると、症状は急速に悪化する可能性があります。
以下のような症状は熱中症の重症化を示すサインです。
- ふらつきや歩行困難
- 意識レベルの低下
- 痙攣(けいれん)
- 粘膜の色の変化
- 虚脱状態
ふらつきや歩行困難
バランスを崩したり、まっすぐ歩けなくなったりします。
嘔吐や下痢
体調の急激な悪化を示す重要なサインです。
意識レベルの低下
呼びかけに反応しなくなったり、ぼんやりとした様子を見せたりします。
痙攣(けいれん)
体の一部または全身が震えたり、硬直したりすることがあります。
粘膜の色の変化
通常ピンク色の歯茎が、赤くなったり逆に白っぽくなったりします。
虚脱状態
完全に意識を失い、横たわったまま動かなくなります。
これらの重症化のサインが一つでも見られた場合、直ちに動物病院への受診が必要です。
熱中症は急速に進行するため、素早い判断と行動が猫の命を左右します。
熱中症のリスクが高い猫の特徴
猫の熱中症対策を効果的に行うためには、どのような猫が特にリスクが高いのかを理解することが重要です。
すべての猫が熱中症のリスクを持っていますが、特定の特徴を持つ猫は他よりも注意が必要です。
具体的には、以下のような猫です。
- 経路の濃い猫
- 短毛種
- 子猫・老猫
- 持病がある猫
毛色の濃い猫
毛色の濃い猫、特に黒猫は熱中症のリスクが高くなります。
これは、濃い色の毛が太陽光を吸収しやすいためです。
黒い毛は光を反射せず、むしろ熱を吸収してしまいます。
そのため、同じ環境下でも、黒猫は白猫や薄い色の猫よりも体温が上がりやすくなります。
例えば、真夏の日差しの中で10分間過ごした場合、黒猫の体表面温度は白猫よりも5度以上高くなることがあります。
このため、黒猫や濃い茶色の猫を飼っている場合は、特に熱中症対策に気を配る必要があります。
日向での長時間の滞在を避け、涼しい場所を常に確保してあげましょう。
短毛種
続いては「短毛種」です。
一見すると、長毛種の猫の方が暑そうに見えるかもしれません。
しかし、実際には短毛種の猫の方が熱中症のリスクが高いのです。
これには主に、以下の二つの理由があります。
- 長毛種の猫の毛は断熱材の役割を果たし、外部の熱から体を守る。
- 短毛種の猫は、体温調節のためのグルーミングが効果的に行えない場合がある。
特に、「スフィンクス」のような無毛種や、「コーニッシュレックス」のような極端な短毛種は注意が必要です。
これらの猫種は、毛による保護がほとんどないため、環境温度の影響を直接受けやすくなります。
子猫・老猫
年齢も熱中症のリスク要因となります。
子猫と老猫は、成猫に比べて熱中症のリスクが高くなります。
子猫の場合
- 体温調節機能が未発達
- 体が小さいため、急速に体温が上昇しやすい
- 水分要求量が成猫より多い
老猫の場合
- 体温調節機能が低下している
- 基礎疾患を持っていることが多い
- 水分摂取量が減少しがち
このため、子猫や7歳以上の猫を飼っている場合は、特に注意深く観察し、こまめな水分補給と涼しい環境の提供が重要です。
持病がある猫
慢性疾患を抱えている猫も、熱中症のリスクが高くなります。
特に注意が必要な疾患には、以下のようなものが挙げられます。
- 心臓病:循環機能の低下により、体温調節が難しくなります。
- 腎臓病:脱水のリスクが高く、熱中症を悪化させる可能性があります。
- 肥満:余分な体重が体温調節を困難にします。
- 気管支喘息:呼吸困難が熱中症の症状を悪化させる可能性があります。
これらの持病がある猫を飼っている場合、獣医師と相談しながら、個別の熱中症対策プランを立てることが重要です。
また、普段の健康管理と定期的な健康チェックがより一層重要になります。
以上のような特徴を持つ猫は、熱中症のリスクが特に高いため、より綿密な対策が必要です。
猫の熱中症を防ぐための3つの対策
猫の熱中症を予防するためには、適切な環境管理と日々の細やかなケアが欠かせません。
猫の熱中症対策として、効果的な方法は以下の通りです。
- 室内環境を整える
- 水分補給を促す
- 外出時に注意する(散歩を行う場合)
室内環境を整える
室内飼いの猫にとって、快適な室内環境を整えることは熱中症予防の基本です。
以下の方法を組み合わせて、愛猫にとって快適な空間を作りましょう。
- エアコンや扇風機で涼しい環境を作る
- 風通し良くする
- ひんやりグッズを活用する
エアコンや扇風機で涼しい環境を作る
エアコンは室温管理の最も効果的な方法です。
猫にとって快適な室温は24〜27℃程度です。
ただし、急激な温度変化は避け、外気温との差が5〜6℃以内になるよう調整しましょう。
扇風機も有効ですが、直接猫に風が当たらないよう注意が必要です。
猫用の冷却マットを置いたり、タイルの床など涼しい場所を確保したりするのも効果的です。
ただし、冷たすぎる場所での長時間の就寝は避けるよう注意しましょう。
参考:暑い夏に猫をお留守番させて大丈夫?エアコン設定など3つの注意点を解説! #37
風通しを良くする
窓を開けて自然な風を取り入れることで、室内の空気を循環させることができます。
ただし、網戸の確認は忘れずに行いましょう。
猫が脱走したり、虫が入ったりする可能性があります。
また、サーキュレーターを使用して空気を循環させるのも効果的です。
これにより、室内の温度ムラを解消し、全体的に快適な環境を作ることができます。
参考:飼い猫が脱走したらどうしたらいい?探し方と事前にできる対策とは? #48
ひんやりグッズを活用する
市販の冷却グッズを活用するのも良い方法です。
具体的には、以下のようなアイテムがおすすめです。
- 冷却ジェルマット:猫が横たわるのに適したサイズのものを選びましょう。
- 冷却バンダナ:首周りを冷やすことで、効果的に体温を下げることができます。
- 冷却スプレー:使用前によく振り、猫の体に直接スプレーするのではなく、手に取ってから優しく塗布します。
これらのグッズを使用する際は、猫の反応を観察し、ストレスにならないよう注意しましょう。
水分補給を促す
熱中症予防には十分な水分補給が不可欠です。
猫は水分摂取量が少ない動物ですが、以下の工夫で水分補給を促すことができます。
- 水を新鮮に保つ
- ウェットフードを活用する
- 猫用の自動給水器(ファウンテン)を設置する
水を新鮮に保つ
猫は新鮮な水を好みます。少なくとも1日1回は水を取り替え、常に清潔な水を用意しましょう。また、水飲み場は食事場所から少し離れた場所に設置すると、より飲みやすくなります。
水の温度にも注意が必要です。室温よりもやや冷たい水の方が好まれることが多いですが、あまり冷たすぎると飲まなくなる可能性があります。
ウェットフードを活用する
ドライフードだけでなく、ウェットフードを与えることで水分摂取量を増やすことができます。特に暑い季節は、普段よりもウェットフードの割合を増やすのが効果的です。ただし、急な食事の変更は下痢の原因になることがあるので、徐々に割合を変えていきましょう。
猫用の自動給水器(ファウンテン)を設置する
多くの猫は流れる水を好みます。
猫用のファウンテンを設置することで、水を飲む頻度が増える可能性があります。
選ぶ際は以下の点に注意しましょう。
- 静音設計のもの
- 掃除がしやすいもの
- 適切なサイズのもの(大きすぎると猫が怖がる可能性があります)
自動給水器(ファウンテン)を導入する際は、猫の反応を見ながら徐々に慣れさせていくことが大切です。
参考:【子猫が水を飲まない!】今すぐできる5つの対処法とは?1日に必要な水分量も解説 #124
外出時に注意する(散歩を行う場合)
一般的に「猫にとって散歩は必須ではない」と言われており、外の世界は病気や怪我などのリスクも高まります。
しかし、田舎で暮らす人の中には、自由に散歩させている飼い主さんもいるはず。
この際、病気などだけでなく、熱中症のリスクも向上します。
そのため、もし散歩などで外に出す際は、以下の点に注意が必要です。
- 散歩は早朝・夕方に行う
- 首輪に冷却グッズを装着する
- 日陰を選んで休憩する
散歩は早朝・夕方に行う
猫の散歩は、気温の低い早朝や夕方に行いましょう。
日中の暑い時間帯の外出は避け、できるだけ涼しい時間を選ぶことが重要です。
また、アスファルトなど地面の温度も確認し、猫の肉球が火傷しないよう注意が必要です。
首輪に冷却グッズを装着する
外出時は、冷却効果のある首輪やバンダナを装着させるのも効果的です。
ただし、猫にストレスを与えないよう、事前に室内で装着に慣れさせておくことが大切です。
また、あまりきつく締めすぎないよう注意しましょう。
日陰を選んで休憩する
外出中は定期的に休憩を取り、その際は必ず日陰を選びましょう。
直射日光を避けることで、体温の上昇を抑えることができます。
また、休憩時に水分補給ができるよう、携帯用の水飲み容器を持参するのも有効な手段です。
これらの対策を適切に実施することで、猫の熱中症リスクを大幅に軽減することができます。
愛猫の体調や行動をよく観察し、少しでも異変を感じたら早めに対処することが重要です。
猫が熱中症になった場合の対処法
猫の熱中症は迅速な対応が命を左右します。
もし愛猫の熱中症の症状に気づいたら、落ち着いて以下の手順で対処しましょう。
- 涼しい場所に移動する
- 体を冷やす
- 水分補給をさせる
- 動物病院を受診する
涼しい場所に移動する
まず最初に行うべきは、猫を涼しい場所に移動させることです。
- エアコンの効いた室内や、日陰のある涼しい場所を選びましょう。
- 床が冷たい場所(タイルやコンクリートなど)も効果的です。
- 猫用のクールマットがあれば、その上に猫を寝かせるのも良いでしょう。
急激な温度変化は避け、徐々に体温を下げることが重要です。
極端に寒い場所に置くと、逆にショック状態を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
体を冷やす
次に、猫の体を冷やす作業を行います。
以下の方法を試してください。
- 濡れたタオルやハンカチを猫の体に当てる。
特に、脇の下、足の付け根、首の周りなど、血管が表面近くを通っている部分を重点的に冷やします。 - 扇風機やうちわで風を送る。
ただし、直接強い風を当て続けないよう注意しましょう。
ちなみに、アルコールを塗ることで、その気化熱で体を冷やす効果があるとも言われていますが、猫が誤って舐めてしまう危険性があるため、あまりおすすめできません。
また、氷や冷たすぎる水で急激に冷やすのは避けてください。
これは血管を収縮させ、かえって体内の熱が逃げにくくなる可能性があるためです。
水分補給をさせる
熱中症では大量の水分を失っているため、水分補給が非常に重要です。
- 新鮮な水を用意し、猫が自発的に飲むのを促します。
- 猫が自力で飲めない場合は、スポイトやシリンジを使って少量ずつ口に含ませます。
- 電解質入りの水や猫用の経口補水液があれば、それを使用するのが理想的です。
ただし、意識がない状態での強制的な水分補給は避けてください。
食道ではなく、誤って気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」の危険があります。
また、一度にたくさんの水を与えると嘔吐を誘発する可能性があるので、少量ずつ頻繁に与えることが大切です。
動物病院を受診する
上記の応急処置を行いながら、できるだけ早く動物病院に連れて行くことが重要です。
特に以下のような場合は、緊急性が高いと考えられます。
- 意識がもうろうとしている、または完全に失っている
- 嘔吐や下痢が止まらない
- 体温が40℃以上ある、または平熱まで下がらない
- 呼吸が荒く、苦しそう
- 痙攣(けいれん)が見られる
病院に向かう際は、エアコンをつけた車内で猫を涼しく保ちましょう。
また、移動中も可能な限り体を冷やし続けることが大切です。
獣医師の診察を受けることで、適切な処置(点滴による水分補給、酸素吸入、薬物療法など)を受けることができます。
熱中症は時間との戦いです。少しでも異常を感じたら、迷わず動物病院に相談しましょう。
このように熱中症の対処は、素早い判断と適切な行動が求められます。
日頃から熱中症の症状と対処法を理解し、いざという時に慌てず対応できるよう準備しておくことが大切です。
猫の熱中症対策グッズ
猫の熱中症対策には、適切な環境作りと日々のケアが欠かせません。
そのサポートとなるのが、様々な熱中症対策グッズです。
具体的には、以下のようなアイテムが存在します。
- クールマット・ひんやりマット
- 自動給水器(ファウンテン)
- クールベッド
- ブラシウェットフード
- ドアストッパー
- 日よけカーテン
クールマット・ひんやりマット
クールマットは、猫の熱中症対策の定番アイテムです。
冷感素材を使用しており、猫が乗るだけで体温を下げることができます。
- アルミ素材のマット:熱を効率的に逃がす特性があり、長時間冷たさが持続します。
- ジェル入りのマット:柔らかく快適で、猫が好んで使用する傾向があります。
選び方のポイント:
- サイズ:猫が伸びて寝られる大きさを選びましょう。
- 耐久性:爪とぎに耐えられる素材かどうか確認しましょう。
- 洗濯可能かどうか:衛生面を考慮し、洗えるタイプが望ましいです。
自動給水器(ファウンテン)
猫は流れる水を好む傾向があります。
自動給水器は常に新鮮な水を提供し、猫の水分補給を促進します。
選び方のポイント:
- 静音設計:騒音が気になる猫もいるので、静かな運転音のものを選びましょう。
- 容量:猫の数や大きさに合わせて適切な容量のものを選びます。
- お手入れの簡単さ:定期的な清掃が必要なので、分解や洗浄が簡単なものが良いでしょう。
クールベッド
クールベッドは、ひんやり素材で作られた夏用ベッドです。
快適な休息場所を提供し、猫の体温上昇を防ぎます。
選び方のポイント:
- 素材:ひんやり感のある素材(例:メッシュ素材)を選びましょう。
- 洗濯可能かどうか:清潔に保つため、洗濯可能なものが望ましいです。
- 猫の好みに合わせた形状:箱型や平面型など、猫の好みに合わせて選びましょう。
ブラシ
特に長毛種や北方出身の猫種には、定期的なブラッシングが重要です。
余分な被毛を取り除くことで体温調節を助けます。
選び方のポイント:
- 猫の毛質に合ったもの:長毛種用、短毛種用など、適切なものを選びましょう。
- 静電気防止機能付き:夏場は静電気も気になるので、この機能があるとよいでしょう。
- 手入れが簡単なもの:使用後の清掃が簡単なものを選ぶと継続して使いやすいです。
ウェットフード
水分を多く含むウェットフードを与えることで、水分補給を促進します。
特に夏場は、ドライフードだけでなくウェットフードも積極的に取り入れましょう。
選び方のポイント:
- 猫の嗜好に合ったもの:好みのフレーバーを選ぶことで、確実に摂取してもらえます。
- 年齢や健康状態に合ったもの:子猫用、シニア用、健康管理用など、適切なものを選びましょう。
- 保存のしやすさ:開封後の保存が簡単なタイプを選ぶと便利です。
参考:キャットフードの選び方における3つのポイントとは?愛猫に適した栄養バランスを!
ドアストッパー
猫が自由に涼しい場所へ移動できるよう、ドアを開けたままにするためのアイテムです。
選び方のポイント:
- 安全性:猫が怪我をしないよう、安全な素材や形状のものを選びましょう。
- 設置のしやすさ:簡単に取り付けられるものが便利です。
- 耐久性:猫が遊んだりしても壊れにくいものを選びましょう。
日よけカーテン
強い日差しを遮り、室内の温度上昇を防ぎます。
特に西日の強い窓には効果的です。
選び方のポイント:
- 遮光性:強い日差しをしっかり遮るものを選びましょう。
- 通気性:完全に密閉せず、適度に通気性のあるものが良いでしょう。
- 猫の安全性:猫が引っかからないよう、丈や素材に注意しましょう。
これらのグッズを適切に組み合わせることで、より効果的な熱中症対策が可能になります。
ただし、グッズに頼りすぎず、常に猫の様子を観察し、異変があればすぐに対応することが最も重要です。
熱中症は予防が大切ですが、万が一の場合に備えて、近くの動物病院の連絡先も確認しておきましょう。
Q&A
Q1: 猫が熱中症かどうかを確認する方法は?
A1: 猫の熱中症は、異常な呼吸(パンティング)、活動量の低下、体温上昇、唾液の増加、水分摂取量の増加などの症状で確認できます。重症化すると、ふらつき、嘔吐、意識レベルの低下、痙攣などが見られます。これらの症状に注意し、早期発見に努めることが重要です。
Q2: 猫の熱中症の応急処置は?
A2: 猫の熱中症の応急処置は、まず涼しい場所に移動させ、体を適切に冷やします。次に水分補給を促しますが、意識がない場合は無理に与えないでください。これらの処置を行いながら、速やかに動物病院に連れて行くことが最も重要です。
Q3: 猫が熱中症の場合、どこを冷やすべき?
A3: 猫の熱中症時は、脇の下、足の付け根、首の周りを重点的に冷やすべきです。これらの部位は血管が表面近くを通っているため、効果的に体温を下げられます。ただし、氷や冷たすぎる水での急激な冷却は避け、徐々に体温を下げることが大切です。
熱中症対策は必須!愛猫に適した環境づくりを心がけよう!
猫の熱中症対策は、飼い主にとって夏の重要な課題です。
猫は汗腺が少なく体温調節が難しいため、室内飼いでも油断はできません。
予防が最も効果的ですが、同時に症状の早期発見と適切な対処も重要です。
愛猫を熱中症から守るには、まず室内環境の整備が不可欠です。
エアコンや扇風機を利用して適温を保ち、風通しを良くすることが大切です。
また、クールマットやファウンテンなどのグッズを活用し、猫が快適に過ごせる空間を作りましょう。
水分補給も重要なポイントです。
新鮮な水を常に用意し、ウェットフードを取り入れるなど、工夫して水分摂取を促すことができます。
もし熱中症の症状に気づいたら、すぐに涼しい場所に移動させ、体を適度に冷やし、水分補給を行いましょう。
そして速やかに動物病院を受診することが大切です。
猫の種類や年齢、健康状態によって熱中症のリスクは異なります。
可愛い愛猫の特性を理解し、適切なケアを心がけましょう。
大切な家族である愛猫に良質なアイテムを!【IDOG&ICAT】
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