犬の花粉症の症状と原因は?飼い主が今すぐ実践できる5つのこと

目次
春は環境が変化したり、新しいことが始まったり、過ごしやすい気候でもあることから、喜ぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、それと同時に花粉症のシーズンでもあります。
人間だけでなく、ペットである犬もこの時期には花粉症に悩まされることがあるのです。
花粉症になると具体的には、くしゃみや目のかゆみ、皮膚の痒みなどの症状が発症します。
花粉症のことは一般的に知られているとはいえ、犬の症状や対策についてご存知でしょうか。
実際、以下のような疑問や悩み存在します。
- 犬が花粉症になるとどんな症状が出るの?
- 犬に付いた花粉はどうやって落とすの?
- 犬が花粉症で目が赤くなることはある?
そこで本記事では、犬の花粉症の症状と原因、飼い主ができることにフォーカスして解説します。
簡潔に記載しているので、少しでも気になる方は、ぜひ最後までご覧くださいね!
犬の花粉症の症状と原因
犬の花粉症の症状と原因をそれぞれ確認していきましょう。
代表的な症状
犬の花粉症の症状は、人間と非常に似ています。
春の季節に、特に多く見られる症状には以下のようなものが挙げられます。
- くしゃみ
- 目のかゆみ
- 鼻水
- 皮膚のかゆみ
- 足を舐める
- 逆くしゃみ
くしゃみ
犬が急に頻繁にくしゃみをするようになったら、それは花粉症のサインかもしれません。
目のかゆみ
犬が目をこすったり、目が赤くなったりすることがあります。
鼻水
鼻水が流れることがあります。
皮膚のかゆみ
犬が特定の部位をかきむしるか、またはよく舐める行動が見られるかもこともあります。
足を舐める
花粉によるアレルギー反応で、足が痒くなることがあります。
参考:犬が足を舐める理由とは?今すぐ実践できる3つの対処法も解説!
逆くしゃみ
犬が急に強く息を吸い込むような音を立てることがあります。
これらの症状は、犬が外で遊んだ後や、特定の季節に顕著になることが多く、飼い主としては見逃さないように注意が必要です。
花粉症を引き起こす原因
犬の花粉症を引き起こす主な原因には、以下のものがあります。
スギやヒノキなどの花粉
春に多く飛散するこれらの花粉は、犬の花粉症の一般的な原因です。
イネ科植物の花粉
初夏から夏にかけて飛散します。
カビ
湿度が高い環境では、年中見られるアレルゲンです。
ハウスダスト
家の中に存在するダニなどが原因で、年中要因となり得ます。
これらのアレルゲンは、犬が日常的に接触しているものであり、特に花粉の季節にはその影響を強く受けることがあります。
犬種による発症リスク
花粉症の発症リスクは犬種によっても異なります。
特に以下の犬種は、花粉症を発症しやすいとされています。
- ウエストハイランド・ホワイトテリア
- 柴犬
- シー・ズー
- ブルドッグ
- フレンチ・ブルドッグ
- パグ
- ゴールデン・レトリーバー
これらの犬種は、遺伝的な要因やその体質が、花粉やその他のアレルゲンに反応しやすいことが原因で、花粉症のリスクが高くなります。
愛犬が花粉症の症状を示した場合には、早めに獣医師に相談し、適切な治療や管理を行うことが大切です。
花粉症は完治するものではありませんが、愛犬をサポートすることは可能です。
犬の花粉症対策
犬の花粉症対策は、以下の2つの視点から確認していきましょう。
- 花粉との接触を減らす方法
- 愛犬の症状を緩和する方法
花粉との接触を減らす方法
花粉症の対策において最も基本的で重要なのが、花粉との接触を可能な限り減らすことです。
以下に挙げる対策は、愛犬を花粉から守るために効果的な手段です。
飛散量の多い時間帯の外出を避ける
散歩に関して、花粉の飛散がピークに達する早朝や夕方は避け、飛散量が比較的少ない時間帯を選ぶようにしましょう。
散歩後は足や体を拭く
散歩から帰宅したら、濡れたタオルやペット用のウェットティッシュで、愛犬の足や体を丁寧に拭き取ります。
これにより、外から持ち込まれた花粉を除去できます。
ブラッシングをこまめに行う
定期的なブラッシングは、愛犬の毛に絡みついた花粉を取り除き、皮膚の健康を維持できます。
参考:犬がブラッシングを嫌がる5つの理由とは?嫌がらないようにする方法を徹底解説!#207
空気清浄機を使用する
室内の空気を清潔に保つために、空気清浄機を活用しましょう。
特にHEPAフィルターを搭載したモデルは、微小な花粉粒子まで捕捉できます。
※「HEPA フィルターとは、空気清浄機で使用されるフィルターの一種で、空気中の非常に小さな粒子を捕集するように設計されている。
HEPA は「High Efficiency Particulate Air」の略。0.3 ミクロンまでの粒子を 99.97% 捕集でき 、バクテリア、ウイルス、花粉、ほこり、煙などの粒子を捕集が可能。
愛犬の症状を緩和する方法
万が一、愛犬が花粉症の症状を発症してしまった場合には、以下の方法で症状の緩和を図ることができます。
サプリメントや漢方薬を与える
獣医師の指導のもと、アレルギー反応を緩和するサプリメントや漢方薬の投与を検討しましょう。
薬と異なり、自然な栄養価なので比較的安心して与えることができます。
目や鼻のケアを行う
花粉症で目や鼻に不快な症状が出た場合、清潔な水で洗い流したり、獣医師が推奨する目薬や鼻薬を使用することで緩和できます。
皮膚のケアを行う
皮膚の痒みに対しては、特別なシャンプーやローションでのケアが必要になることがあります。
こちらも獣医師の指導を受けて使用するようにしましょう。
病院での治療(重度の症状の場合)
愛犬が重度の花粉症に苦しんでいる場合、家庭でのケアだけではなく、専門的な医療介入が必要になることがあります。
獣医師は愛犬の症状や全体的な健康状態を調べた上で、適した治療法を提案してくれます。
抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応によって体内で過剰に放出されるヒスタミンの作用を抑えることで、症状を緩和します。
これにより、犬のくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの花粉症症状が軽減されます。
しかし抗ヒスタミン薬は、犬によっては眠気を引き起こすことなどの副作用があるため、獣医師に指示に従い投与しましょう。
ステロイド
ステロイドは、強力な抗炎症作用を持ち、重度のアレルギー反応や皮膚の炎症を抑えられるものです。
経口薬や注射、局所的に使用するクリームなどが処方されます。
しかし、ステロイドは効果が高い一方で、長期間の使用は副作用を引き起こす可能性があるため、獣医師の指導のもとで慎重に使用する必要があります。
免疫療法
免疫療法は、愛犬の体を徐々に特定のアレルゲンに慣れさせることで、アレルギー反応を緩和、または防ぐ長期的な治療法です。
この方法では、初めは低濃度のアレルゲンを体内に導入し、徐々に量を増やしていきます。
この治療は時間を要しますが、多くの犬にとって非常に効果的な解決策となり得ます。
アレルゲン回避療法
アレルゲン回避療法は、愛犬がアレルギー反応を示す特定の物質を避けることです。
これには、家の中の清掃を徹底する、特定の植物に近づけないようにする、空気清浄機の使用などが含まれます。
獣医師に相談し、愛犬のアレルギー検査を通じて特定のアレルゲンを特定してから行うようにしましょう。
愛犬が重度の花粉症に悩まされている場合、獣医師との相談が非常に重要です。
適切な診断と治療を受けることで、愛犬は再び健全な生活を取り戻すことができます。
犬の花粉症に対して飼い主ができること
春など、花粉症に悩まされる季節には、飼い主として愛犬の症状を緩和し、できるだけ快適に過ごせるようサポートしてあげることが重要です。
具体的には、以下の方法が挙げられます。
- 花粉症に関する知識を深める
- 愛犬の症状を観察し記録する
- 獣医師と相談しながら対策・治療を行う
- 愛犬にストレスを与えない環境を作る
- 日々のケアを丁寧に行う
花粉症に関する知識を深める
犬の花粉症への理解を深めることは、非常に重要です。
花粉症の原因となるアレルゲンの種類、症状の特徴、予防策や治療方法に関する知識を身につけることで、愛犬が抱える花粉症問題への理解が深まります。
専門書や獣医師への相談など、信頼できる情報を事前にインプットしておきましょう。
愛犬の症状を観察し記録する
愛犬の日常を観察し、花粉症の症状が現れた際の状態を記録しておくことは、症状を正確に把握し、必要な対策を判断する上で非常に有効です。
症状の種類、発生する時間帯、症状の強さなどを詳細に記録することで、獣医師との相談時に役立ちます。
獣医師と相談しながら対策・治療を行う
愛犬の花粉症対策には、獣医師の専門知識と経験が不可欠です。
症状の観察結果をもとに、愛犬に最適な対策や治療法を見つけ出しましょう。
愛犬にストレスを与えない環境を作る
ストレスは、犬の免疫システムに悪影響を及ぼし、花粉症の症状を悪化させることがあります。
そのため、愛犬がリラックスできる安全で快適な環境を整えることが大切です。
普段から愛犬がリラックスできるペースの提供、適度な運動と遊び、そして飼い主とのコミュニケーションが愛犬のストレス軽減に繋がります。
参考:飼い犬がストレスを感じているサインとは?4つの発散方法も徹底解説! #182
日々のケアを丁寧に行う
愛犬の日常のケアは、花粉症の症状を和らげる上で欠かせません。
特に定期的なブラッシングは、愛犬の被毛に付着した花粉を除去するのに有効です。
また、清潔な寝床やバランスの良い食事も、愛犬の健康維持に貢献します。
定期的な入浴も、花粉症対策として効果的です。
皮膚の健康を守り、症状の軽減にもつながります。
愛犬が花粉症に苦しまないように
花粉症の季節は、人だけでなく犬にとっても非常にしんどい季節と言えます。
そのため、愛犬がこの時期をできるだけ快適に過ごせるよう、飼い主の日々のケアや必要に応じた対策が重要です。
具体的に飼い主が行える対策には、散歩時間の注意、室内環境の整備、定期的なケアが挙げられます。
散歩は花粉の飛散が少ない時間帯を選び、帰宅後は愛犬の体を丁寧に拭くことで、花粉による被害を抑えることができます。
また、室内では空気清浄機を使用することで、花粉の侵入を防ぐことが可能です。
しかし、これらの予防策にも関わらず症状が現れた場合は、早急に獣医師の診断を受けましょう。
適切な治療を受けることで、愛犬の苦しみを軽減することができます。
最終的に、愛犬が花粉症の季節を快適に過ごすためには、飼い主の注意深い観察と適切な対応が不可欠です。
花粉症が辛いことは私たち人間も知ることから、愛犬のケアも可能な限り行ってあげたいですね!
Q&A
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