病気のサインかも?よだれでわかる愛犬の心と体|原因と対策を徹底解説!

目次
犬のよだれは生理現象なので通常は心配することはありませんが、いつもとは違うなと感じたら、それは病気のサインかもしれません。実はよだれの状態や量の変化から、愛犬の健康状態がわかることがあります。
「よだれがたくさん出ているけど健康に問題はないの?」「病気が原因でよだれが出るってほんと?」「問題のないよだれと病気のよだれはどう違うの?」「対処方法はある?」など、犬のよだれについての疑問を徹底解説。体調が悪い時に早めに気づいてあげるためにも、通常のよだれと病気のよだれの違いを覚えておきましょう。
犬のよだれの原因
そもそも、犬のよだれはどうして出るのでしょうか。基本的には、犬のよだれも人間と同じく生理現象です。
条件反射
ごはんやおやつを前に「マテ」をしていると、愛犬の口からよだれがタラリ。よくある光景ですよね。食べ物の匂いや美味しかった記憶で、条件反射でよだれが出ます。これは、脳から「消化を促すために、唾液を分泌してサポートしてください」と信号が出ているためです。この信号はごはんやおやつを食べている最中にも出るため、食事中によだれがいっぱい出ることもありますが、基本は心配はありません。
緊張している・車酔いしている
恐怖を感じたり興奮状態になったりしている時にも、犬はよだれを垂らすことがあります。例えば、病院が嫌いな犬が動物病院に連れていかれた時、苦手な犬や物が近くに来た時などです。これは病気ではありませんが、犬にとってはストレスを感じている状態のためリラックスできるような対策をしてあげましょう。
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リラックスしている
犬はリラックスしている時にもよだれが多くなります。リラックスしている時のよだれは、サラサラと水のような状態です。体に力が入ってなくゆったりと過ごしたり寝ていたりする時のよだれは、リラックスのよだれの可能性が高いでしょう。
暑さで体温調整をしている
気温が高い時、犬は体温調整のためにパンティング(舌を出して呼吸)をします。パンティングの時は口が開いた状態が続くため、よだれの量も多くなります。これは生理現象としてよだれの分泌量が増えているだけなので問題はありません。涼しい場所へ移動したり、水を飲ませたりして体温が下がれば落ち着きます。
ただし、あまりにも暑い場所で犬の体が適応できない場合は熱中症の可能性があります。体を冷やしても荒い呼吸が続きダラダラとよだれがとまらない時は、動物病院へ連れていきましょう。
犬種の特徴
犬種によっては、よだれが多くなりやすいという特徴があります。大型犬やパグやフレンチ・ブルドッグなどの短頭種、ミニチュア・ダックスフントやトイ・プードルもよだれが多くでる犬種です。
体調不良
犬のよだれは多くの場合は問題ないものですが、よだれの状態や犬の様子によっては健康上のトラブルが原因になっている場合もあります。
犬のよだれ、異常?正常?
犬の健康管理のためには、よだれが正常か異常かを見極めることが大切です。いつもとくらべてあまりにも量が多かったり、よだれの状態が違ったり場合には病気を疑ってください。
口内のトラブルの他、胃炎などの内臓の病気の可能性もあります。また、誤飲や中毒、胃拡張・捻転症候群、熱中症などが原因の場合、早急に処置しないと命にかかわる可能性があるため、注意が必要です。
可能性のある病気とよだれの見分け方
●以下の症状がでたら動物病院の受診を
- よだれがドロっとしている
- よだれに血が混ざっている
- よだれの量が増えた
- 口臭がキツくなった
- 口を気にする様子を似せる
歯周病・歯肉炎・口内炎
よだれが増えたと感じるだけでなく、口臭がキツくなったり歯肉が腫れていたりする場合、歯周病や歯肉炎の可能性があります。歯肉から出血や膿が出る、口を気にする様子を見せる、ごはんを食べにくそうにするといった様子が見られることも。
痛みを伴う場合には、口を触られるのを嫌がったり、あくびを途中でやめてしまったり、食欲が落ちたり何も食べなくなったりといった様子が見られます。これらの症状が出たら、速やかに獣医師に相談してください。
日本では、3歳以上の犬猫の約80%が歯周病にかかっているといわれています。歯周病はひどくなると、歯が抜けてしまったり、歯根にたまった膿が皮膚に穴をあけてしまったり、顎の骨に影響が出て骨折してしまったりすることもあります。
歯石がたまらないように、普段から歯磨きの習慣をつけておくと予防になり安心です。歯磨きが苦手な犬は、おやつを歯磨き効果のあるトリーツにするのもよいでしょう。
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口腔内腫瘍
口の中に腫瘍ができている時にも、よだれの量が多くなります。よだれに血が混じることもあり、食べにくそうにしたり、ものを飲み込みにくそうにしたりする場合もあります。腫瘍ができた場所によっては、口が開けられないといった症状もみられます。
良性腫瘍の場合もありますが、悪性の場合は悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫などがあり早期発見が大切です。治療が難しいケースも多い病気ではありますが、早期発見すれば予後が良いこともあります。よだれの状態を見ていつもと違うと感じたら、歯茎や頬の内側、唇などにできものがないか確認しましょう。そのためにも、歯磨きなど口に触ることに慣れさせておくと安心です。
緊急性の高いよだれの見分け方
病気やトラブルでよだれを垂らす時は、緊急性が高い可能性もあります。最悪の場合、命に関わる可能性もあるため、以下のような症状があったら早急に動物病院を受診し、処置をしてもらってください。
- 下痢・嘔吐を伴う
- よだれが泡状になっている
- 腹部が腫れている
- 吐きそうな様子をみせるが、吐けない
- ぐったりしている
- 声をかけても反応しない
異物誤飲
吐き気を伴うよだれは、異物誤飲の可能性があります。よだれに伴い、嘔吐を繰り返す、吐きそうな様子をみせるけれども吐けずにいるといった様子が見られることも多いでしょう。状況によっては、呼吸困難になり苦しそうに息をしている場合もあります。
異物誤飲は最悪の場合、命を落とす可能性があります。様子を見るのではなく早急に動物病院へ連れていってあげてください。
熱中症
熱中症が原因のよだれは緊急性を伴います。最悪、命に関わるため一刻も早く動物病院へ連れていきましょう。
- 呼吸が荒くぐったりしている
- 自分から水を飲めない
- ボーッとしていたりフラフラとしたりしてる
- ぐったりして元気がない
- 舌や口の中が赤っぽく変色している
暑い日に外や暑い場所にいたり興奮状態が続いたりした後に、大量のよだれと共に上記のような症状が見られたら熱中症の可能性があります。さらに重篤化すると、下痢や嘔吐、痙攣、歯茎が白くなり舌が青紫になるといった症状が出ます。こうなると、一刻を争う状態です。
胃拡張・捻転症候群
胃がガスや食べ物で膨れあがりねじれを起こしてしまい、全身に影響が出る病気です。よだれが大量に出た時に、お腹が膨れている、息をするのが苦しそう、吐こうとしているのに吐けないといった症状がある場合は、胃拡張・捻転症候群の可能性があります。
胃拡張・捻転症候群は、治療が遅れるとショック状態となってしまい命に関わる恐ろしい病気です。大型犬に多いと言われていますが、小・中型犬にも見られるので注意が必要です。発症の原因ははっきりとわかっていませんが、食事や水の早食いや一気飲み、食後すぐの運動などが要因のひとつだと考えられています。
早食いの犬は、食器を工夫したり知育玩具などを利用してゆっくり食事をさせるようにし、食後はいきなり運動せずにしっかり休憩をさせるようにしましょう。
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穴におやつを入れたり、ぬいぐるみで遊んだりと、いろいろな遊び方ができる愛犬用の知育おもちゃです。穴におやつやフードを入れて宝探し、ホリホリして遊びながら食べられるので、早食いの犬でもゆっくり楽しく食べられます。
よだれの状態から健康状態をチェックして、元気な毎日を!
通常の犬のよだれは生理現象なので心配することはありませんが、突然量が増えたり、血が混ざったりなど、いつもと様子が違うと感じたらトラブルや病気の可能性があります。病気の場合、早期発見で治療がスムーズに進むこともあります。しっかりチェック、元気な毎日を過ごしましょう。
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