
目次
どの航空会社で犬を機内に乗せられますか?
愛犬と飛行機で旅行行けることは、私たちにとって楽しみかもしれません。
しかし、愛犬にとっては非常にストレスになり、危険を伴う体験です。
そして、そもそも機内に持ち込みできるかどうかは、航空会社によって異なります。
多くの場合、貨物扱い(預け荷物)として運ばれることが多いです。
しかし、ケージに入れたまま、座席まで機内持ち込みできる航空会社も存在します。
参考:STAR FLYER-2024年1月15日(月)より国内線全路線・全便にサービス拡大!–
とはいえ、以下のような疑問を感じる点も多いはず。
- 飛行機に愛犬を機内持ち込みできる?
- どの航空会社で犬を機内に乗せられる?
- 機内持ち込みする際の注意点は?
そこで本記事では、愛犬の機内持ち込みにおける事前準備やフライト当日の流れ、それに伴うリスクの軽減まで解説します。
簡潔に記載しているため、少しでも興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
犬の機内持ち込みと預け荷物(貨物)の違い
そもそも愛犬との飛行機乗る際には、機内持ち込みと預け荷物(貨物扱い)の2つの選択肢があります。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、愛犬にとって最善の方法を選びましょう。
機内持ち込み
メリット
- 飼い主のそばにいるので安心
- 温度管理や給水など、愛犬の状況をこまめに確認できる
- ストレスが少ない
デメリット
- 持ち込み可能な犬の種類、体重、体格に制限がある
- ケージのサイズや素材に制限がある
- 費用が高くなる場合がある
預け荷物
メリット
- 荷物スペースが広く、大型犬も預けられる
- 費用が安い場合がある
デメリット
- 飼い主と離れるため、愛犬が不安を感じやすい
- 温度変化や振動など、環境の変化によるストレスが大きくかかる
- 状況確認が難しく、体調不良などに気づきにくい
どちらを選ぶべき?
愛犬の性格や体調、体格、航空会社の規定などを考慮して、最善の方法を選びましょう。
以下は、それぞれの方法を選ぶ際の目安です。
機内持ち込み
- 小型犬で、体重や体格が航空会社の規定に合致する
- 健康状態が良好で、ストレスに強い
- 飼い主が愛犬の状況をこまめに確認したい
預け荷物
- 大型犬
- 臆病な性格
- 費用を抑えたい
愛犬を飛行機に機内持ち込みする前にすべき5つの準備
愛犬と共に空の旅を快適に過ごすためには、事前の準備が欠かせません。
機内に持ち込むことができる犬の種類や条件、必要な手続き、ケージの選び方、ケージ内に必要なアイテム、そして愛犬の健康管理について詳しく確認しておく必要があります。
- 持ち込み可能な犬の種類と条件を確認する
- 機内持ち込みに必要な手続きを行う
- 機内持ち込み用のケージを選ぶ
- ケージ内アイテムの準備を用意する
- 愛犬の健康管理とトレーニングを行う
持ち込み可能な犬の種類と条件を確認する
機内への持ち込みが許可されるのは小型犬に限られています。
しかし、航空会社によって体重制限や頭数制限、年齢制限が異なるため、旅行を計画する前には必ず航空会社に確認することが重要です。
このような制限は、安全性や他の乗客への配慮から設けられています。
また、そもそも機内持ち込みできる航空会社が限られていることから、事前にそのリサーチも必須です。
※多くの場合、機内持ち込みではなく、貨物(預け荷物)として搭乗できる。
機内持ち込みに必要な手続きを行う
機内に愛犬を持ち込むためには、いくつかの手続きが必要です。
予防接種証明書や狂犬病予防接種証明書などの準備は必須であり、愛犬がマイクロチップを装着しているかの確認されることもあります。
さらに、航空会社への事前予約や、持ち込み用ケージのサイズや素材などの規定を確認することも忘れてはなりません。
以下は、国内線で機内持ち込みが可能な「STAR FLYER」の情報です。
- ワクチン接種証明書
- 混合ワクチン(3種以上)および犬の場合は狂犬病予防ワクチンを摂取したことが接種証明等で確認できること
※ 搭乗手続き時に接種証明書を確認いたします。
参考:STAR FLYER
機内持ち込み用のケージを選ぶ
ケージ選びは愛犬の旅の快適性を左右します。
まず第一に航空会社の規定を満たすサイズ、素材、形状を選ぶことが求められます。
さらに愛犬が快適に過ごせるように十分な広さを確保することが大切です。
飛び出し防止対策やトイレ対策も必ず考慮しておきましょう。
ケージ内アイテムの準備を用意する
ケージ内のアイテムには以下ものが必要です。
- トイレシート、吸収シート
- フードや水
- お気に入りのおもちゃ
- 落ち着かせるための毛布
これら必需品はもちろん、おもちゃや毛布などのアイテムは愛犬に安心感を与え、ストレス軽減にもなります。
愛犬の健康管理とトレーニングを行う
フライト前には、愛犬の健康診断を受けることが大切です。
また、興奮を抑えるためのトレーニングも事前に行うことで、愛犬がストレスなく旅を楽しめるようにしましょう。
ちなみに興奮を抑えるトレーニングには、以下の方法が挙げられます。
ケージに慣れさせる
まずは、愛犬がケージに慣れるようにトレーニングが必要です。
最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。
ケージの中に好きなおもちゃやおやつを入れて、「ケージが居心地の良い場所である」と認識させましょう。
フライト中の状況に慣れさせる
エンジン音や振動など、フライト中の状況を再現した環境を作って、愛犬を慣れさせておくと効果的です。
実際に空港や飛行機に乗って、環境に慣れさせるのも良いでしょう。
指示に従うように教える
「お座り」、「伏せ」、「待て」などの基本的な指示をしっかりと教えます。
興奮したときでも、飼い主の指示に従えるようにしておくと、状況をコントロールしやすくなります。
また、「落ち着け」、「静かに」などの指示を教えます。
興奮し始めたタイミングで指示を出すことで、興奮を抑える効果が期待できます。
参考:犬の仕草から読み取れる気持ちとは?しつけても案外反省してないかも【目線に注目】 #188
おやつやおもちゃで気をそらす
大好きなおやつやおもちゃで一時的に気を逸らすことができます。
愛犬を機内持ち込みする当日の流れ
愛犬を連れての飛行機旅行では、当日の流れを事前に理解しておくことが重要です。
空港での手続きから搭乗、フライト中の過ごし方、そして到着後の手続きまで、各ステップを詳しく見ていきましょう。
空港での手続き・搭乗
空港での手続き・搭乗に関しては、必ず利用する航空会社の条件を確認するようにしましょう。
ここでは一例を記載しておきます。
- カウンターにて搭乗手続き
- 出発1時間30分前を目安にカウンターへお越しください。
- 同意書兼申込書、混合ワクチン(3種以上)および犬の場合は狂犬病予防ワクチンの接種証明書(コピー可)
- 保安検査場ではお客様ご自身でペットを抱きかかえて通過。
- 脱走防止の為、リード・首輪をつけて通過いただきますので、予め金属部品の少ないリード・首輪(ハーネス)をご準備ください。
- 指定のサイズ、形状のケージの確認
- おむつ着用の確認
参考:STAR FLYER
フライト中の過ごし方
フライト中は、愛犬の様子をこまめに確認しましょう。
水分補給やトイレケアを適切に行い、愛犬が不安にならないように声をかけてあげることが大切です。
愛犬の心地よさを保つことで、共に快適な空の旅を楽しむことができます。
到着後のアフターケア
到着後は、愛犬をいつも以上にかまってあげましょう。
普段乗らない飛行機は、愛犬にとって少なからずストレスになる体験です。
そのため、少しでも早く安心させてあげる必要があります。
愛犬を預け荷物(貨物)で運ぶリスクと対策
ペットを飛行機で輸送する際には、機内持ち込みの他に、預け荷物として運ぶことが可能です。
しかしこちらは飼い主と離れるほか、様々なリスクが生じます。
具体的には、以下のリスクが挙げられます。
- 温度変化
- 過剰なストレス
- 事故や怪我
- 逃走
- 死亡
日本大手の航空会社にも以下のような記載があります。
ANAでは大切なペットが快適に過ごせるよう十分配慮いたしますが、日常生活とは大きく異なる輸送環境は、ペットの健康状態に様々な影響を与え、衰弱、もしくは死傷することがあります。必ず事前に注意事項をご確認いただき、十分にご検討のうえ、ご利用ください。
なお、当該運送中に発生したペットの死傷について、その原因が、ペット自身の健康状態や体質等(気圧・温度・湿度・騒音による影響を含む)、ペット自身の固有の性質にある場合、もしくは、梱包の不備等にある場合は免責とさせていただきます。
引用元:ANA-ペットをお連れのお客様向けサポートについて–
温度変化
貨物室は、客室と比べて温度変化が大きくなります。
特に夏は暑さ、冬は寒さで、愛犬が体調を崩す可能性が高くなります。
対策
- 航空会社に温度管理について確認する。
- 暑さ対策として、保冷剤や冷却シートなどを利用する。
- 寒さ対策として、毛布や服を着せる。
過剰なストレス
愛犬は飼い主と離れることや、狭いケージに入れられること、エンジン音などの大きな音で、大きなストレスを感じます。
対策
- 事前にケージに慣れさせておく。
- 好きなおもちゃやおやつを入れておく。
事故や怪我
貨物室の搬入・搬出時に、事故や怪我をする可能性があります。
対策
- 航空会社に安全対策について確認する。
- ケージ内に衝撃吸収材を入れる。
- ハーネスや首輪をしっかりと装着する。
逃走
ケージから逃走する可能性は低いですが、万が一に備えて以下の対策を行いましょう。
対策
- ケージはしっかりとロックする。
- マイクロチップを装着する。
死亡
稀にですが、死亡事故が発生することもあります。
対策
- 健康状態が良好な愛犬のみ預ける。
- 航空会社にリスクについて確認する。
参考:ANA-ペットが死亡した事例、2015年以降–
総体的に、温度や飼い主と離れることなどのリスクを考慮すれば、機内持ち込みの方が良いと言えるでしょう。
しかし、どうしても預け荷物(貨物)で運ぶ際には、事前に以下のことを入念に行いましょう。
- 航空会社の規定を確認する。
- 動物取扱業者に相談する。
- 獣医師に健康診断を受ける。
- 慣らし訓練を行う。
- 必要書類を準備する。
愛犬と行く海外旅行時の注意事項
愛犬と共に海外旅行をする際には、飛行機に乗るという観点では同様ですが、国内旅行とは異なるいくつかの重要な注意事項があります。
- 目的地の国の法律と規制の確認
- 健康証明書とワクチン記録の準備
- ペットの快適性と安全性のための対策
- 長時間輸送中のリスクへの備え
- 目的地での獣医療サービスの調査
目的地の国の法律と規制の確認
各国にはペットの入国に関する独自の法律や規制があります。
特に、狂犬病が発生している国への旅行時には、追加のワクチン接種や検疫期間が必要になることがあります。
健康証明書とワクチン記録の準備
海外旅行では、最新の健康証明書とワクチン接種記録が求められます。
これらの文書は英語で用意する必要があることが多く、出発の数週間前には獣医師に相談して準備を進めましょう。
ペットの快適性と安全性のための対策
長時間のフライトは、人間だけでなくペットにとってもストレスになります。
飛行中に愛犬が安心して過ごせるよう、適切なサイズのキャリーケースや、愛犬が慣れ親しんだアイテムを持参することが特に重要です。
長時間輸送中のリスクへの備え
長距離のフライトでは、気圧の変化や気温の変動がペットの健康に影響を与える可能性が高くなります。
航空会社のペット輸送ポリシーを確認し、必要に応じて健康状態を管理するための対策を講じましょう。
目的地での獣医療サービスの調査
海外での緊急事態に備え、目的地近くの獣医クリニックや動物病院の情報をあらかじめ調べておくことが求められます。
また、旅行保険にペットの医療費用がカバーされているかどうかも確認しておきましょう。
愛犬を飛行機の機内持ち込みする際には、事前準備を徹底しよう!
愛犬との空の旅は、多くの準備と注意が必要ですが、計画的に進めればそのリスクを軽減できます。
機内持ち込みの基本
- 持ち込み可能な犬の種類と条件: 小型犬が中心。体重制限やケージのサイズに注意が必要です。
- 必要な手続き: 予防接種証明書や狂犬病予防接種証明書が必須。事前予約とマイクロチップの装着も忘れずに。
ケージとアイテム
- ケージの選び方: 航空会社の規定を満たすサイズと形状を選ぶこと。飛び出し防止対策が必要。
- ケージ内アイテムの準備: トイレシート、吸収シート、フード、水、お気に入りのおもちゃ、毛布などを準備しましょう。
預け荷物(貨物)輸送
貨物室を利用する場合、メリットとしては大型犬の輸送が可能である点が挙げられますが、デメリットとしてペットがストレスを感じる可能性が高くなります。
また、事前予約と必要書類の準備は必須です。
海外旅行の際の特別な注意事項
- 健康証明書とワクチン: 目的地の国の入国規制を満たすために必要です。
- 獣医療サービスの調査: 目的地での緊急事態に備え、情報を収集しておきましょう。
総体的に飛行機に乗せること自体、乗用車で移動することと異なり、多くの準備が必要になります。
しかし、大切な家族の一員である愛犬のため、飛行機を利用する際は必ず事前準備を徹底してあげましょう。
Q&A
Q1: 飛行機に愛犬を機内持ち込みできる?
A1: はい、小型犬など特定の条件を満たすペットは、機内持ち込みが可能な場合があります。ただし、事前に航空会社の規定を確認し、必要な手続きを行う必要があります。
Q2: どの航空会社で犬を機内に乗せられる?
A2: 条件や規定は航空会社によって異なります。機内持ち込みを検討している場合は、具体的な航空会社の公式ウェブサイトを確認するか、直接問い合わせるようにしましょう。
Q3: 機内持ち込みする際の注意点は?
A3: 機内持ち込みする際には、次の点に注意が必要です。「ペットの体重制限やケージのサイズ規定を確認する。」、「必要な健康証明書やワクチン接種証明書を準備する。」、「航空会社に事前予約をし、ペットの機内持ち込みが可能であることを確認する。」、「愛犬の快適性を考慮し、適切なケージや旅行用アイテムを用意する。」
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