
目次
「うちの子ちょっと甘えん坊すぎない?」と疑問に感じることはありませんか?
例えば、ふとした瞬間に甘えてきたり、あなたがいないと落ち着かなかったり。
これらの行動、仕草は可愛い一面であり、飼い主さんも愛おしく思う人も少なくないはず。
しかし、愛犬の甘えん坊が過剰になってしまうと、飼い主としての生活に影響が出ることもあります。
また飼い主さんの生活だけでなく、愛犬自身にとってもあまり良くありません。
- どれくらいから甘えん坊すぎるの?
- 甘えん坊の愛犬とはどうやって接したらいいの?
- 愛犬が甘えん坊すぎたら、具体的に何が危険なの?
上記のように思う人は要チェックです。
そこで本記事では、犬が甘えん坊になる理由とその対処法だけでなく、愛犬の甘えん坊度合いをチェックできるリストも合わせて掲載しています。
簡潔に記載しているので、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね!
犬が甘えん坊になる理由
犬が甘えん坊になる主な理由は、以下の要素に起因することが多く見られます。
- 不安やストレス
- 飼い主の接し方
- 健康上の問題
不安やストレス
犬は人間同様、心理的なストレスや不安を感じると、安心感を求めて飼い主に甘えることがあります。
特に、犬が新しい環境に適応する際や、家庭内での変化(例えば、家族構成の変化など)があった場合には、甘えん坊の行動が増えることがあります。
飼い主の接し方
飼い主が甘やかし過ぎると、犬は飼い主に依存する傾向が強まります。
犬が甘え行動を示すと、飼い主が喜ぶ・満足するため、犬はその行動を強化してしまうのです。
健康上の問題
犬が体調を崩しているときや、痛みを感じているときにも、飼い主に甘えることがあります。
これは、不快な感覚からの解放や、安心感を求めての行動です。
甘えん坊な犬の犬種
甘えん坊な犬は主にその個体の性格によるところが大きいです。
しかし、犬種にも傾向が見られるため、ご紹介します。
甘えん坊の特徴を持つ犬種としては、以下の犬種が挙げられます。
- チワワ
- フレンチ・ブルドッグ
- キング・チャールズスパニエル etc…
これらの犬種は、元々人間との密接な関係を持つことを特性としており、そのために人懐っこさや甘えん坊さを持っています。
その一方で、これらの犬種は社会性が高く、適切な愛情表現と教育によって、非常に良いパートナーにもなり得ます。
甘えん坊すぎる犬の行動パターン
甘えん坊すぎる犬の行動パターンには、以下の行動が挙げられます。
- 飼い主のそばを離れない
- よく吠える
- よく触れてもらいたがる
- おもちゃを持ってくる
- よく甘噛みしてくる
これらの行動は、甘えん坊な犬でなくても見られる行動ですが、その頻度によっては甘えん坊すぎる傾向にあるかもしれません。
甘えん坊の犬は、飼い主がいないと不安になるため、常に飼い主の側を離れません。
また、注意を引くために頻繁に吠えたり、触れてもらうことを求める行動をします。
飼い主の反応を見て、自分の要求が満たされる行動を選び、それを繰り返します。
飼い主におもちゃを持ってくるという行動も、犬が甘えん坊すぎる時によく見られる行動の1つです。
犬がおもちゃを持ってくる行動は、「遊んでほしい、注意を引きたい」という意味があります。
これは犬が人間に対して感情を伝える方法の一つです。
その中でも特に甘えん坊な犬は、飼い主の反応を引き出すために、頻繁にこの行動を行います。
また、甘噛みも甘えん坊な犬がよく示す行動として挙げられます。
甘噛みは、主に愛情表現や遊び心からくる行動であり、甘えん坊な犬ほど頻繁に行います。
ただし、甘噛みが激しくなりすぎると、飼い主にとっては困ることもあるでしょう。
甘えん坊すぎる犬への対処法
甘えん坊すぎる犬に対する対処法としては、「適切な訓練」と「愛情表現のバランス」が重要です。
適切な訓練を行う
犬が甘えん坊すぎると、飼い主の日常生活に影響を及ぼすことがあります。
例えば、作業中でも犬がひざに乗ってくる、料理中でも足元にまとわりつくなど、飼い主の行動を妨げることがあります。
そのため、適切な訓練を通じて、犬自身が自己制御を学ぶことは大切なのです。
適切な訓練とは、以下のことが挙げられます。
- 「待て」、「離れて」などの指示を覚えさせる
- あえて一時的に無視する
- 一人の時間を過ごさせる
- 適度な運動を行う
愛情表現のバランスを意識する
愛情表現は、飼い主として犬への感謝の気持ちを伝える重要な手段です。
しかし、その量や頻度が過剰になると、その犬は常に人間からの愛情表現を求めるようになってしまいます。
それが甘えん坊となる一因となり得ます。
そのため、飼い主さんから愛犬に対する愛情表現も、やりすぎはNGです。
甘えん坊な犬との上手なコミュニケーション方法
甘えん坊な犬と適度な距離感で、信頼関係を築くには、第一に犬のサインを理解した上で、それに応じた適したコミュニケーションを実施する必要があります。
犬のサインを理解する
甘えん坊な犬との円滑なコミュニケーションを行うためには、犬の出すサインを正しく理解することが求められます。
そもそも犬は、人間のように言葉を使って意思疎通をすることができません。
その代わり、体の動きや表情、しぐさなどを使って感情や欲求を表現します。
特に甘えん坊な犬は、飼い主に対する愛情を様々な方法で示すので、それらのサインを見逃さずに読み取り、それに対して適切に反応することが求められます。
適度な愛情表現を行う【コミュニケーション例あり】
犬のサインを理解したら、それに適したコミュニケーションを行います。
以下に日常生活における、甘えん坊な犬とのコミュニケーション例をご紹介します。
【例】
朝の散歩から帰宅後に愛犬が興奮して飼い主の膝に飛び乗り、顔をなめようとします。(犬のサイン)
ここで飼い主さんはそれを受け入れるのではなく、手を挙げて「待て」のサインを出します。
愛犬が「待て」のサインを認識し、落ち着けば、褒めつつ頭を撫でてあげましょう。
その後、おやつやおもちゃを使って、さらに愛犬の注意を逸らしてもOKです。
このようにコミュニケーションを行うことで、適度な距離感を保ちつつも、信頼関係を築くことができます。
そもそも甘えん坊な犬は、飼い主に対する愛情を強く求めます。
そのため、日々の生活の中で犬のサイン全てをそのまま受け入れるのではなく、それを理解した上で愛情を適度に示し、犬との信頼関係を深めることが重要です。
愛犬の甘えん坊度チェックリスト
愛犬の甘えん坊度をチェックすることで、犬とのコミュニケーションや飼育環境の改善に役立てることができます。
具体的には、以下の行動パターンを参考に、愛犬の甘えん坊度を見極めてみましょう。
- 飼い主の前で寝転んでお腹を見せる
- 飼い主の後をついて歩く
- 飼い主の顔を舐める
- 飼い主の動きを目で追いかける
- スキンシップが途切れると再度要求してくる
- 飼い主の体の一部に自分のアゴを乗せる
- 前足で飼い主に触れる
- 飼い主に注目を促すためにクンクンと鳴く
- 飼い主に対して体をこすりつける
- 留守番中に物を壊すことがある
これらの行動が多ければ多いほど、犬は飼い主に対して甘えん坊度合いが「高い」といえます。
※上記のチェックリストはあくまで目安です。
また、該当する行動数だけでなく、それを行う頻度も指標となります。
愛犬の甘えん坊度を把握することは、飼い主と犬の信頼関係を深めるだけでなく、適切な飼育環境を作るために重要です。
犬の行動からその性格や感情を読み解き、愛犬との適切なコミュニケーションを実施しましょう。
犬の甘えん坊と分離不安症の違い【見極め方】
稀に犬の甘えん坊すぎる性格と勘違いされるのが、「分離不安症」です。
しかし、単なる甘えん坊と分離不安症には違いがあります。
甘えん坊
定義:犬が飼い主や家族に愛情や注目を求める行動のことを指す
この行動は犬がリラックスしている時や気を引きたいときに見られるもの。
行動:甘える行動、飼い主の膝に乗る、すり寄る、顔を舐めるなどの行動が目立つ。
原因:個体差や、飼い主との日常の関わり方などが原因として考えられる。
分離不安症
定義:飼い主や家族から離れた時に犬が不安を感じる状態を指し、それに伴うさまざまな行動(過度な吠え、家具の破壊など)が現れる。
行動:飼い主がいないときの破壊行動、過度な吠え、トイレの失敗(粗相)などの行動が見られる。
原因:急な生活環境の変化、飼い主との過度な絆、過去のトラウマなどが原因となることが多い。
愛犬を見極めるポイント
愛犬が単なる甘えん坊か、分離不安症かを見極めるには、以下のことを重点的に観察するようにしましょう。
行動の頻度と状況
甘える行動は「どのような状況で、どれほどの頻度で行われているか」を確認します。
例えば、飼い主が家にいる時のみ甘える行動が見られる場合、それは単に甘えん坊の可能性が高いです。
留守番時の様子
飼い主がいない時にどのような行動が見られるかをチェックします。
犬が吠える、ものを破壊するなどの行動があれば、それは分離不安症の兆候である可能性があります。
過去の経験や生活環境の変化
犬の過去の経験や、最近の生活環境の変化を考慮することも重要です。
例えば、引っ越しや家族構成の変化などが最近あった場合、それが分離不安症の原因となることもあります。
これらのポイントを基に愛犬の状態を観察し、適切な対応を行うことで、飼い主と犬との関係をより良好に保つことができます。
分離不安症のチェックと対処法
もし「うちの子は分離不安症かも…」と思うのであれば、さらに以下の項目もチェックしてみてください。
分離不安症の犬は、飼い主がいないときに以下のような行動を見せることがあります。
- 異常な鳴き声を上げる
- 家具や壁を噛む、引っ掻く
- 異常な吠え方や唸り声を上げる
- 大量に尿や便を排出する
- 過度の舐め行動で自己を傷つける
これらの行動は、犬がストレスや不安を感じている証拠であり、適切な対処が必要となります。
具体的な対処法としては、以下の通りです。
- ルーティンを作る
毎日の生活の中で一貫したスケジュールを作ります。
これにより、犬が何が起こるかを予測でき、安心感を得ることができます。 - 短時間の留守番から始める
一度に長時間の留守番をさせるのではなく、短時間から始めて徐々に時間を延ばすと良いです。 - 適度な運動
体力を消耗させることでストレスを軽減し、留守番中にリラックスできるようにします。 - おもちゃや噛みごたえのあるものを用意する
留守番中に飽きさせないためのおもちゃやガムなどを用意します。 - 専門家の助けを求める
上記の方法でも改善が見られない場合、行動療法士や獣医師に相談することを考えてみてください。
分離不安症は、愛犬の心理的なストレスを示すものであり、飼い主として適切な対応が求められます。
愛犬の行動を観察し、それが不安やストレスから来るものである場合は、上記の対処法を試してみましょう。
そのうえで、改善が見られない場合は専門家に相談することも重要です。
参考:犬が体をくっつけてくる理由とは?行動別に愛犬の意図を徹底解説!
Q&A
Q:「うちの犬、甘えん坊すぎて困るんだけど、どうしたらいいの?」
A:甘えん坊な犬と上手く付き合うためには、犬が送るサインを理解し、適切に反応することが大切です。また、適度な愛情表現と犬の訓練をバランスよく行うことで、甘えん坊な犬の行動を適切に制御することが可能です。
Q:「甘えん坊な犬の行動ってどういうものがあるの?」
A:甘えん坊な犬は、飼い主に対して頻繁にスキンシップを求めたり、飼い主がいないと落ち着かなかったりします。具体的には、寝転んでお腹を見せる、後ろについてくる、顔を舐めるなどの行動があります。
Q:「甘えん坊すぎると犬はストレスを感じるの?」
A:甘えん坊すぎる犬は、飼い主がいないと不安を感じることがあります。これは分離不安症とも言われ、飼い主がいない時に破壊行動を起こしたり、過度に吠えたりすることがあります。
甘えん坊すぎる愛犬に適したコミュニケーションを実施しよう!
飼い主として、愛犬から甘えられること自体は幸せなことです。
しかし、それが過剰になると飼い主の日常生活に支障をきたすこともあります。
そのため、甘えん坊な性格の子には、それに応じた対処とコミュニケーションを実施する必要があります。
まずは対処法として大切なのが、「適切な訓練」と「愛情表現のバランス」です。
適切な訓練を通じて犬自身に自己制御を学ばせることと、愛情表現をやりすぎないことが重要となります。
これにより、飼い主と犬との間で適度な距離感を保ちつつ、良好な関係を築くことができます。
【訓練法】
- 「待て」、「離れて」などの指示を覚えさせる
- あえて一時的に無視する
- 一人の時間を過ごさせる
- 適度な運動を行う
甘えん坊な愛犬に対して、訓練を実施する際、最初は「なんだかかわいそう」と思うかもしれません。
しかし最終的には愛犬との信頼関係を深め、お互いストレスフリーで幸せな時間を過ごすことができるようになります。
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