
目次
日々愛犬と過ごす中で、可愛くて寝るときも「一緒に寝たい!」と思っている方も多いでしょう。
そんな中、以下のような疑問を感じていませんか?
- 愛犬と一緒に寝たいけどメリットとデメリットはなに?
- 愛犬が特定の人としか一緒に寝ないけど、どうして?
- 一緒に寝るときに気をつけることってあるの?
実は犬と一緒に寝ることは、一般的に「あまり良くない」とされています。
理由は衛生面や、怪我のリスクなどが挙げられます。
とはいえ、注意点を気をつければ「絶対ダメ!」なんてことはありません。
そこで本記事では、あらためて犬と一緒に寝るメリット・デメリット、犬が一緒に寝たがる理由、一緒に寝る際の注意点などを網羅的に解説します。
簡潔に記載しているので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
犬が飼い主と一緒に寝たがる理由
犬が飼い主さんと一緒に寝たがる理由には、以下のことが挙げられます。
- 甘えん坊な性格をしている
- 飼い主さんのにおいで安心する
- 不安を感じている
- 群れで寝る習性がある
- ベッド(布団)が気持ちいい
甘えん坊な性格をしている
1つ目の理由は、愛犬が甘えん坊な性格をしていることです。
人間の子供でもわかるように甘えん坊な性格の子ほど、ベッタリくっつきたがります。
また、飼い主さんの生活環境によっては、日中留守番している個体も多いでしょう。
それを補うかの如く、夜は甘えん坊になるケースもあります。
飼い主さんのにおいで安心する
2つ目の理由は、飼い主さんのにおいで安心することです。
そもそも犬は、就寝中人間よりも浅い睡眠(ノンレム睡眠)の方が多い傾向にあります。
これは本能的に、寝ているときに外敵から身を守るためです。
この点、飼い主さんが普段寝ているベッド(布団)には、飼い主んさんのにおいが染み付いていることから、リラックスできるのです。
不安を感じている
3つ目は、愛犬が不安を感じていることです。
原因はなんであれ、不安を感じている際は、大好きな飼い主さんのにおいを感じ、一緒に寝ることで安心感を得ようとします。
愛犬の不安に対して、もし思い当たることがあれば、撫でてあげるなどしてより一層安心させてあげるようにしましょう。
ちなみに、犬は引っ越しや家族の増員など、生活環境の変化に敏感です。
参考:飼い犬がストレスを感じているサインとは?4つの発散方法も徹底解説! #182
群れで寝る習性がある
4つ目は、群れで寝る習性があることです。
元来犬は、群れを成して生活をする生き物です。
この本能的な要因から、一人で寝るよりも飼い主さんと一緒に寝ると考えられます。
特に寝る際は無防備になることから、安心できる飼い主さんの元へ来るのかもしれません。
ベッド(布団)が気持ちいい
最後の理由は、シンプルにベッド(布団)が気持ちいいと感じていることです。
一度飼い主さんのベッド(布団)の寝心地の良さを体験してしまったこと機に、病みつきになっているケースです。
実際、犬用のベッドのクオリティも年々上がっていますが、人間用のベッドのクオリティの方が高い傾向にあります。
寝るときは「別々で寝たいのに…」と思っている飼い主さんは、犬の寝床であるベッドを変えてみてもいいかもしれません。
犬と一緒に寝ることの3つのメリット
犬と一緒に寝ることのメリットは、以下の通りです。
- 一緒に寝る人が癒される
- 愛犬が落ち着く
- 愛犬の変わったことに気づける
一緒に寝る人が癒される
メリットの1つ目は、やはり癒されることです。
可愛い愛犬と添い寝していると幸せな気分になる人も多いのではないでしょうか。
実際、愛犬と一緒に寝ることで、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」が脳内に分泌されます。
オキシトシンというホルモンの研究結果として、人と人の関わりだけでなく人と犬の関わりでも分泌されることが分かりました。
この研究結果の驚くべきポイントは人だけでなく犬のオキシトシンも増加していた点です。
つまり現代において人と犬はペットと飼い主という関係を超えて真のパートナーだとお互いに認め合えたということだと思います。
引用元:みどり動物病院-幸せホルモン–
このように、科学的にもきちんと確証があるのです。
愛犬が落ち着く
2つ目のメリットは、愛犬が落ち着き、安心感を得られることです。
簡潔に言えば人間だけでなく、愛犬も幸せを感じているということです。
そもそも犬は警戒心が強い生き物で、あまり熟睡しないと言われています。
しかし、飼い主さんと一緒に寝ることで愛犬が落ち着いて眠ることができます。
その要因は、信頼のおける人が近くにいること、布団(ベッド)の寝心地が良いこと、その布団に大好きな飼い主さんの匂いがついていることなどが挙げられます。
つまり、一緒に寝ることは愛犬のストレスにも効果的です。
愛犬の変わったことに気づける
最後のメリットは、愛犬の変わったことにすぐに気づけることです。
寝る部屋が異なれば、すぐに察知することは困難でしょう。
しかし一緒に寝るとなると、近くにいるので何かあればすぐにわかります。
特に、イタズラしがちな性格の子や、体調の優れない老犬などは側にいてくれた方が安心ですね。
犬と一緒に寝ることの5つのデメリット
犬と一緒に寝ることのデメリットは、以下のことが挙げられます。
- アレルギー・感染症のリスクがある
- 怪我をする恐れがある
- 睡眠妨害の恐れがある
- しつけに悪影響を及ぼす
- 依存心が強くなる(分離不安症)
アレルギー・感染症のリスクがある
デメリットの1つ目は、犬と一緒に寝ることでアレルギーや感染症を発症させる恐れがあることです。
犬の毛や皮膚から、ダニやホコリが発生することがあり、それらが飼い主さんのアレルギーを引き起こすことがあります。
また、犬が食べたものや、犬が持っている細菌やウイルスが、飼い主さんに感染することもあるため、注意が必要です。
少しでも「アレルギーかな?」と感じることがあれば、一緒に寝ることは避け、一度病院で診察してもらいましょう。
また、アレルギーにまで発展しなくても、衛生面でも問題があります。
いくら愛犬を清潔にしているつもりでも、被毛にノミやダニが付着していたり、寝ているときのよだれなどで汚れてしまう可能性が高いです。
さらに、犬と一緒に寝ることで「ズーノーシス(人獣共通感染症)」という感染症になる危険性もあります。
ちなみに「ズーノーシス(人獣共通感染症)」とは、以下のこと。
ズーノーシスとは動物の体内に潜む寄生虫や細菌が人に感染し、健康に害をおよぼす『人獣共通感染症』のこと。
引用元:ユウ動物病院-ズーノーシス(人獣共通感染症)–
必ずしも感染するわけではありませんが、感染経路になり得ることは覚えておく必要があります。
怪我をする恐れがある
2つ目は、飼い主さん、愛犬とも怪我をする恐れがあることです。
お互いの寝相によっては、愛犬を蹴ってしまったり、ベッドから落下する危険性があります。
また、小型犬においては寝返りで敷いてしまうことも考えられます。
そして犬は猫と異なり、着地が得意ではないため、関節を痛めたり、最悪骨折に至るケースもあります。
睡眠妨害の恐れがある
3つ目のデメリットは、睡眠妨害になる恐れがあることです。
愛犬が寝相が悪かったり、夜中に動くことから、飼い主さんの睡眠を妨害することがあります。
また、夜中に鳴くこともあり、これも睡眠妨害の原因になり得ます。
しつけに悪影響を及ぼす
4つ目はしつけにおいて悪影響を及ぼすことです。
特に飼い主さんと愛犬の主従関係が成立していないときは危険です。
そもそも群れで暮らす習性のある犬は、群れのリーダーと同じ場所で寝ません。
つまり、「一緒に寝る=同等の関係」と思っている可能性があります。
この勘違いが続くと、飼い主さんの言うことを聞かず、主従関係がうやむやになってしまいます。
依存心が強くなる(分離不安症)
デメリットの最後は、飼い主さんに対する依存心が強くなることです。(分離不安症)
そもそも分離不安症とは、以下のことです。
分離不安とは、一定時間家族と離れて一人でいることで不安になり、一種のパニック状態になってしまう事です。
赤ちゃんの頃は大人がいないと生きていけないため、分離不安は生存本能としてみんな生まれつき持っているものです。そして通常は大人になるにつれて、分離不安はなくなっていきます。
でも子どもの頃からご家族とずっと一緒にいる子は、一人になる時間がありません。その結果、大人になっても分離不安がなくならないことがあります。そんな分離不安は、なくならないどころかより強くなり、吠える、破壊行動、不適切な排泄、過剰なグルーミングといった問題行動となる事があります。
引用元:すみか動物病院-犬の分離不安について–
つまり、犬が飼い主さんに対して依存心が強くなると、飼い主さんが家を留守にした際、犬が不安やストレスを感じることがあるということです。
そのため、犬にとって一緒に寝ることが当たり前になってしまうと、犬が飼い主さんに依存しやすくなることがあります。
犬と一緒に寝る際の4つの注意点
犬と一緒に寝る際の注意点は、以下の通りです。
- 別々で寝る日を設ける
- 一緒に寝る環境を整える
- きちんとしつけする
- 衛生面の問題を解消する
これらの注意点に気をつければ、愛犬と一緒に寝ることは可能です。
別々で寝る日を設ける
注意点の1つ目は、別々で寝る日を設けることです。
毎日一緒に寝ると、飼い主さんに対する依存が高まり、一人で眠れなくなる可能性があります。
旅行などの際に、ペットホテルに預けることが困難になるなど、不都合な事態に陥りやすいです。
愛犬がきちんと一人でも寝られるように、適度な頻度に留めておきましょう。
ちなみに、一人で安心して眠らせるには、愛犬の寝床に飼い主さんのにおいが付いた布団や毛布を置いておくと効果的です。
一緒に寝る環境を整える
2つ目は、一緒に寝る環境を整えることです、
飼い主さんの観点からで言えば、寝床の抜け毛や汚れの掃除が必要になります。
アレルギーや感染症のリスクを軽減するためです。
愛犬視点では、足腰の負担を軽減させるために、ペット用の階段の設置(ベッドが高い場合は特に)、嫌なにおいの除去が挙げられます。
犬は嗅覚が優れていることから、においに敏感なのでタバコや香水などのにおいは苦手です。
また就寝中、寝相の粗相などにより、万が一愛犬がベッドから落下しないように、ある程度広めのベッドを用意する必要があります。
きちんとしつけする
3つ目は、きちんとしつけをすることです。
例えば、ベッドに入る際は許可を与えてからにする。
もしくは「どいて」の一声できちんとベッドから降りるようしつけておくことが重要です。
ベッドを清潔に保つためにも、主従関係をきちんと理解させるためにも必要なことです。
また、寝ている近くで用を足せるように、部屋にトイレを設置しておきましょう。
衛生面の問題を解消する
4つ目は、衛生面の問題を解消することです。
ベッドや布団の清掃も去ることながら、愛犬の衛生面もきちんとしておかなければなりません。
具体的には以下の通りです。
- 散歩終わりには毎回足を拭く
- 定期的なグルーミング
- 定期的なシャンプー(月一程度)
- ノミやダニの駆除・予防
飼い主さんも、愛犬も一緒に心地良く寝られるように衛生面の問題はしっかり解消しておきましょう。
愛犬が一緒に寝てくれいない原因
「愛犬と一緒に寝たいのに、寝てくれない!」
このように思う飼い主さんも少なくありません。
しかし、これはある意味良いことでもあります。
理由は、きちんと飼い主さんをリーダーと認め、主従関係が成り立っている証でもあるからです。
とはいえ、主従関係が成立していても、一緒に寝ることは可能なはず。
この場合は、飼い主さんや寝床の環境に問題がある可能性があります。
具体的には以下の通りです。
- 飼い主さんの寝相が悪い
- いびきや歯軋りがうるさい
- ベッドが固い
- タバコなどの嫌なにおいがする
- ベッドが汚い
- 布団が暑い
- 愛犬が一人を好む性格
最後の「愛犬の性格」以外は、飼い主さん側に原因があり、いずれかが該当しているのかもしれません。
愛犬が気持ちよく寝れる環境を整えてあげることから意識してみましょう。
こんな愛犬とも一緒に寝てもいいの?【Q&A】
愛犬と一緒に寝ていいかどうかは、愛犬の状態や家庭内環境に応じて異なります。
- 子犬のときから一緒に寝ていい?
- 体調が悪いときもいいの?
- 毎日一緒に寝てもいい?
- 老犬でも一緒に寝ていいの?
- 子供と一緒に寝かせていいの?
子犬のときから一緒に寝ていい?
子犬の頃は、分離不安症になる可能性が向上し、しつけの観点からもあまり推奨できません。
体調が悪いときもいいの?
飼い主さん、もしくは愛犬の体調が悪いときは避けた方が無難です。
一緒に寝ることで睡眠の質が低下する恐れがあるためです。
毎日一緒に寝てもいい?
毎日一緒に寝ることはNGです。
出張や旅行時に留守番させる際に、愛犬がストレスを溜めたり、一人で眠れなくなる可能性があるためです。
老犬でも一緒に寝ていいの?
老犬が自発的に一緒に寝ようとするのであれば、問題ないでしょう。
しかし、若い頃より体が弱っているので、寝床の環境はより一層注意深く整えてあげましょう。
例えば、ベッドの登り降りでも足腰に負担がかかってしまいます。
子供と一緒に寝かせていいの?
人間の子供と一緒に寝かせるのは推奨しません。
愛犬が自発的に側に寄ることは問題ありませんが、子供は夜泣きしたり急に動き出したりします。
この点、愛犬の睡眠の質が低下する恐れがあり、怪我のリスクも向上します。
適した飼育環境のもと、愛犬と一緒に寝るのはOK
一般的に「犬と一緒に寝るのはあまり良くない」と言われますが、飼育環境を整え、注意点をきちんと意識していれば、問題ないでしょう。
以下に犬と一緒に寝るメリット・デメリット、注意点をまとめて記載しておきます。
【メリット】
- 一緒に寝る人が癒される
- 愛犬が落ち着く
- 愛犬の変わったことに気づける
【デメリット】
- アレルギー・感染症のリスクがある
- 怪我をする恐れがある
- 睡眠妨害の恐れがある
- しつけに悪影響を及ぼす
- 依存心が強くなる(分離不安症)
【一緒に寝る際の注意点】
- 別々で寝る日を設ける
- 一緒に寝る環境を整える
- きちんとしつけする
- 衛生面の問題を解消する
愛犬と一緒に寝ることで得られる癒しは大変大きいもので、幸せを感じられます。
このメリットを享受すべく、きちんと睡眠環境を整えておきたいですね!
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