
目次
犬も人間同様、お風呂(シャンプー)で体の汚れを洗い落とす必要があります。
長期間お風呂に入らなければ、悪臭や皮膚のトラブルに発展してしまいます。
とはいえ、犬のお風呂に関して以下のような疑問を持っていませんか?
- 犬のお風呂はいつから入れるべき?
- お風呂に入れる適度な頻度はどれくらい?
- 愛犬がお風呂を嫌がる場合はどうしたら?
そこで本記事では、犬のお風呂における適切な頻度だけでなく、お風呂に入れる際の注意点やお風呂嫌いの対策も合わせて解説します。
簡潔に記載しているので、少しでも気になる方はぜひ最後までご覧くださいね!
犬にお風呂が必要な理由
犬にお風呂が必要な理由は、被毛の奥に付着した汚れを落とすためです。
汚れを放置しておくと、悪臭や皮膚炎などのトラブルにつながる可能性があります。
「愛犬をお風呂に入れたことはない。」という飼い主さんも存在します。
しかし、やはり定期的に綺麗にしてあげなければ、汚れは蓄積してしまうので注意が必要です。
犬のお風呂の頻度は月に1、2回【犬種や年齢による】
犬のお風呂の頻度は月に1、2回を目安にしましょう。
しかし、これは犬種や年齢、飼育環境によって異なります。
例えば、短毛種よりも長毛種の方がお風呂(シャンプー)の頻度は、多い方が良いです。
また、同様に室内犬よりも室外犬の方が、汚れやすいことからお風呂の頻度は多くしてあげます。
とはいえ、これらはあくまで目安です。
飼い主さんの観点から、「愛犬の悪臭が強いかも…」と感じたら入れてあげるようにしましょう。
汚れにくい(お風呂の頻度少なめ) | 汚れやすい(お風呂の頻度多め) |
室内飼い | 室外飼い |
散歩少なめ(小型犬など) | 散歩多め(大型犬など) |
シングルコート | ダブルコート |
短毛種 | 長毛種 |
以下、成長過程別(年齢別)でも、お風呂の頻度とポイントを解説します。
子犬(生後6ヶ月頃まで)
子犬の場合は、生後2ヶ月頃までは、お風呂(シャンプー)は避けましょう。
それまでは汚れた部分をサッと拭う程度で大丈夫です。
生後3ヶ月頃のワクチン接種を終えたら、体を濡らすことに慣れさせ、徐々にシャワー、シャンプーも開始します。
※ワクチン接種直後は免疫力が低下しているので、7日ほど空ける。
お風呂の頻度は、成犬と同様に月に1、2回が目安です。
成犬(6歳頃まで)
成犬の場合は、犬種や飼育環境に応じてお風呂の頻度を決めましょう。
室内犬で短毛種、シングルコートが最も汚れにくいと言えます。
反対に、室外犬で長毛種、かつダブルコートであれば、汚れやすい環境にあります。
そのため、愛犬の状況を考慮した上で、お風呂に入れることが重要です。
老犬(7歳以上)
老犬の場合は、お風呂(シャンプー)自体が体へ負担がかかってしまいます。
そのため、お風呂の頻度は2ヶ月に1回ほどが目安です。
また、体調が優れなさそうなときは、無理強いしてはいけません。
濡れタオルで拭うかたちで汚れを落としてあげましょう。
体力が衰えた老犬は。長時間のお風呂は避けた方が無難です。
そのため、汚れた箇所を重点的に洗い流し、できるだけ時短を心がけてあげましょう。
犬が気持ち良いお風呂の温度
犬が気持ち良いお風呂の温度は、37、38℃くらいだと言われています。
しかし、これはあくまで目安に過ぎず、トリマーによっては25℃と言う方も存在します。
また、犬は人間のようにすばやく体温調整ができないため「いきなり熱いお湯」、「冷たい水」はNGです。
これらのことから、20℃後半あたりから徐々に温度を調整しつつ、愛犬の様子を見ることがオススメです。
犬をお風呂に入れる7つの手順
犬をお風呂に入れる5つの手順は、以下の通りです。
①必要なものを準備する
②ブラッシングをする
③ぬるま湯でしっかり濡らす
④シャンプーで優しく洗う
⑤シャンプーをすすぐ(顔まわりはガーゼで拭う)
⑥リンスをなじませる
⑦水をしっかり切る
①必要なものを準備する
必要なものとは、具体的に以下のものが挙げられます。
- 犬用のシャンプー&リンス
- バスタブ(愛犬に適したサイズ)
- ブラシ
- 泡立てネット&ボウル
- タオル
- ドライヤー etc…
これらを側に用意した上で開始しましょう。
②ブラッシングをする
まずお風呂に入らせる前に、ブラッシングで体の汚れを落とします。
抜け毛や毛玉があると、地肌までしっかり洗うことができないためです。
③ぬるま湯でしっかり濡らす
ぬるま湯で【足→胴→首】の順に濡らしていきます。
シャワーを使用する場合は、音でびっくりさせないようにシャワーヘッドを犬に密着させてあげます。
※事前に温度の確認はしておきます。
地肌までしっかり濡らせればOKです。
④シャンプーで優しく洗う
犬用のシャンプーで優しく洗います。
事前にきちんと泡立てておき、地肌にダメージが無いようにします。
洗う際はマッサージするような感覚で行いましょう。
ちなみに、推奨する洗う順番は以下の通り。
【背中→胸→お腹→お尻→足→頭→顔まわり】
頭、顔まわりを洗う際は、シャンプーが目に入らないように注意が必要です。
⑤シャンプーをすすぐ(顔まわりはガーゼで拭う)
シャンプーをすすぎます。
シャワーが苦手な子は、手にぬるま湯を溜めて流しかけるようにします。
犬の皮膚は人間よりも繊細であることから、シャンプーが残っていると皮膚トラブルにつながる可能性があります。
そのため、「すすぎ終わった!」と思ってから、もう一度すすぐくらいの感覚でしっかり落としてあげましょう。
また、顔まわりはシャワーをかけると、目や鼻に入る危険性があるため、濡れたガーゼで拭います。
⑥リンスをなじませる
リンスは絶対ではありませんが、使用することで滑らかに仕上がることから、被毛のもつれや毛玉を予防できます。
水で薄めたリンス、もしくは洗い流さないタイプのリンスをなじませてあげましょう。
⑦水をしっかり切る
最後は、水をしっかり切ることです。
手で拭い、タオルで拭き取ります。
この際、タオルもゴシゴシ強く拭いてはいけません。
犬をお風呂に入れる際の5つの注意点
犬をお風呂に入れる際のポイントは、以下の通りです。
- お風呂前にブラッシングを行う
- 犬専用のシャンプーを使う(人間用はNG)
- 全身をマッサージをするように優しく洗う
- 目に入らないように注意する
- 洗いよりもすすぎを念入りにする
お風呂前にブラッシングを行う
お風呂前にブラッシングを行うことで、お風呂に入れた際、地肌までしっかり汚れを落とせます。
犬専用のシャンプーを使う(人間用はNG)
シャンプーは必ず犬用のものを使いましょう。
人間用は刺激が強く、繊細な皮膚を持つ犬には適していません。
全身をマッサージをするように優しく洗う
爪を立てたり、強く洗ってはいけません。
マッサージするように優しく洗います。
目に入らないように注意する
シャンプーが目に入ると犬は痛みを感じ、嫌がります。
その後もお風呂嫌いになる可能性もあるので、注意が必要です。
洗いよりもすすぎを念入りにする
シャンプーの洗い残しは、皮膚トラブルの原因にもなり得ます。
そのため、シャンプー以上にすすぎは念入りに行いましょう。
お風呂上がりのケア
お風呂上がりは、バスタオルなどでしっかり水気を拭き取ります。
その後ドライヤーで乾かしていきます。
ドライヤーの強弱設定は「弱」です。
地肌の水気が取れるように手で掻き分けつつ、遠くから当てるようにしましょう。
ちなみにドライヤーを当てる順番は、以下の通りです。
【背中→お尻→胴→お腹→顔まわり】
注意点は耳の水気です。
耳に水が入ってしまうと「外耳炎」になる危険性があります。
そのため、耳の水気もガーゼなどでしっかり拭ってあげましょう。
そもそも外耳炎とは。
外耳炎は命にかかわる病気ではありません。
しかし、治療しないと治らないばかりではなく、『耳の穴を取ってしまう』大手術をしなくてはならない場合もあります。
また、脳のすぐ隣の炎症であるため、外耳炎が慢性化すると炎症が中耳や内耳(中耳炎、内耳炎と言います。)、ひいては脳へ波及する可能性もあります。
引用元:田辺獣医科病院-犬の外耳炎について–
愛犬のお風呂嫌いにおける対策
愛犬がお風呂嫌いの場合には、いくつか対策があります。
しかし、その前に愛犬がお風呂嫌いになってしまった原因を確認する必要があります。
愛犬がお風呂嫌いになる原因
そもそも愛犬がお風呂嫌いになったことには、過去に理由があるはずです。
考えられる要因は、以下のようものが挙げられます。
- お風呂の温度が熱かった
- シャワーの音が怖かった
- 押さえつけられて怖かった
- シャンプーの匂いが苦手だった
- 目や耳に水が入って痛かった
つまり、過去に何かしらお風呂に対してトラウマがあるのです。
個体によっては元々「水が苦手」という子も存在します。
この場合は、徐々に慣れさせていく他ありません。
お風呂嫌いへの対策
まずは、本記事で記載した「注意点」を確認し、誤ったやり方をしていないかチェックしましょう。
- お風呂前にブラッシングを行う
- 犬専用のシャンプーを使う(人間用はNG)
- 全身をマッサージをするように優しく洗う
- 目に入らないように注意する
- 洗いよりもすすぎを念入りにする
「長時間のお風呂が苦手」という個体も存在するため、可能な限り短時間で済ませてあげるのも1つのコツです。
「頑張って工夫しているけど、どうしても嫌がる!」という方は、以下のことを実践してみてください。
- シャワーの音から慣れさせる
- お湯(ぬるま湯)に慣れさせる
- プロ(トリマー)から学ぶ
シャワーの音から慣れさせる
シャワーの音で怖がる個体は、まずその音に慣れさせてあげましょう。
例えば、脱衣所などでシャワーの音を聞かせてあげます。
お湯(ぬるま湯)に慣れさせる
お湯(ぬるま湯)が苦手な個体に対しては、体を洗うのではなく、お風呂で遊ぶような感覚でお湯に慣れさせることが重要です。
プロ(トリマー)から学ぶ
最終手段として、プロ(トリマー)から学ぶことが挙げられます。
プロはお風呂が苦手な個体も経験しています。
そのため、プロがどのようにお風呂に入れているのか、そのテクニックを学ぶことが効果的です。
愛犬の特徴に応じてお風呂の頻度を決定しよう!
愛犬の特徴に応じて、お風呂の頻度を決定しましょう。
愛犬の特徴とは、犬種や被毛の種類、年齢、飼育環境などが挙げられます、
汚れにくい(お風呂の頻度少なめ) | 汚れやすい(お風呂の頻度多め) |
室内飼い | 室外飼い |
散歩少なめ(小型犬など) | 散歩多め(大型犬など) |
シングルコート | ダブルコート |
短毛種 | 長毛種 |
一般的には月に1、2回と言われていますが、あくまで目安です。
「最近においがきついかも…」と思ったら、汚れている可能性が高いので、お風呂に入れてあげるようにしましょう。
愛犬のためにも飼い主さんのためにも、普段から清潔にしてあげたいですね!
大切な家族である愛犬に良質なアイテムを!【IDOG&ICAT】
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